真中家に到着した



(わっ、大きい家……指紋認証だ)

「ただいま」

「いらっしゃいませ」

「お邪魔します。この間はお世話になりました」

「いえ、まだとれないんですか?」

「明後日とれます」


家の中に入っていく

「ただいま。母さんいたんだ」

「今帰ったとこよ。雫いつ来れるの?」



「明後日とれるから来週かな。佐和子さん、車の中でここに来るの聞いたから何も持ってきてない」



「いらないわよ、こっちがあげる。頂き物のお菓子沢山あるから持って帰って食べて」

「本当?嬉しい」


女二人で話し出す

竜二は二階の兄の部屋へ行く

コンコン

「来たよ」

「んー、竜二?」

「寝てた?」



「あー、ウトウトしてた」

「仕事?」

「少しだけな、次の仕事の準備。彼女は?」

「下で母さんと話してる」

「母さん帰ったのか」

「うん」



二人は下におりた

「母さん、おかえり」

「ただいま」

「お邪魔してます」

「うん、何処に食べに行く?」

「佐和子さんも行く?」



「行きたいけど二人は呑むでしょ。絶対一軒じゃ終わらないもの。私明日早朝ヨガ入ってるのよ。また今度ゆっくり出来るときにね」


「残念……」

「月曜日にランチ行こうね」

「うん」

会話を聞いていた兄
(母も溺愛か(笑))



「俺は呑まないよ。車だから」

「雫ちゃん、何が食べたい?」

「韓国料理とか?」



佐和子と土居に雫は手を振って三人で出かける

「兄貴、ナビ入れて」

「んーわかった」