何も見えないカーテンから目が離せなくて、ずっと見入り数十分。
ゆっくりゆっくりとカーテンは開き、悠希の姿があらわとなり、やっと目に入った。
あたしの元へ戻って来ようと歩き出した悠希は、近くなるにつれ顔がこわばり、ロボットっぽくぎくしゃくした動きだ。
右足を出せば右手が。
左足を出せば左手がついてくる。
その一歩一歩に目を奪われる。
何かがぎこちない。
椅子に腰掛けた悠希。
見ているこっちは驚きを隠せない。
「悠希!?」
あまりの変化にどうしていいかわからず、戸惑っていると
「俺…終わった…」
悠希は頭を両手で抱え、前かがみに肩を落とし、目すら合わせてくれない。
こんな状況でも今すぐにでも結果を知りたくて気持ちを抑えきれずにいるあたしは、優しくなく直球で結果を聞いた。
「何?性病!?」
悠希は体をびくっとさせ、言いたくなさそうに唇を噛み締める。
「どうなん!?」
「…」
「早く!」
あたしは隣で口うるさく聞き、前のめりで目を見開いた。
数秒の間ののち。
沈黙を破り、悠希は想像以上の事を言い出した。
「まだ検査結果まち。あのさぁ…俺…」
「俺が何?」
「俺…」
「あん!?」
「俺、ババァの看護婦にしごかれた…」
「はっ?」
二・三秒の後。
こんなにつらい思いをさせたのに笑いをこらえきれず
「ぷっ。ぶははははっ」
病院だと忘れ、あたしはつい腹を抱え、大声で笑ってしまった。
ゆっくりゆっくりとカーテンは開き、悠希の姿があらわとなり、やっと目に入った。
あたしの元へ戻って来ようと歩き出した悠希は、近くなるにつれ顔がこわばり、ロボットっぽくぎくしゃくした動きだ。
右足を出せば右手が。
左足を出せば左手がついてくる。
その一歩一歩に目を奪われる。
何かがぎこちない。
椅子に腰掛けた悠希。
見ているこっちは驚きを隠せない。
「悠希!?」
あまりの変化にどうしていいかわからず、戸惑っていると
「俺…終わった…」
悠希は頭を両手で抱え、前かがみに肩を落とし、目すら合わせてくれない。
こんな状況でも今すぐにでも結果を知りたくて気持ちを抑えきれずにいるあたしは、優しくなく直球で結果を聞いた。
「何?性病!?」
悠希は体をびくっとさせ、言いたくなさそうに唇を噛み締める。
「どうなん!?」
「…」
「早く!」
あたしは隣で口うるさく聞き、前のめりで目を見開いた。
数秒の間ののち。
沈黙を破り、悠希は想像以上の事を言い出した。
「まだ検査結果まち。あのさぁ…俺…」
「俺が何?」
「俺…」
「あん!?」
「俺、ババァの看護婦にしごかれた…」
「はっ?」
二・三秒の後。
こんなにつらい思いをさせたのに笑いをこらえきれず
「ぷっ。ぶははははっ」
病院だと忘れ、あたしはつい腹を抱え、大声で笑ってしまった。

