過呼吸が起きてから数日過ぎ行き
悠希は悠希の昼の仕事。
あたしはあたしの夜の仕事。
互いの仕事の関係でずっと一緒にはいれなかったが、悠希は必ず毎日電話かメールをくれた。
『体調すぐれないみたいだけどなんかあったら言えよ。すぐ行くから』
『大丈夫だよ。ちょっと疲れが溜まってるだけ』
『お前頑張り過ぎんなよ』
『マジ大丈夫だから。あたし強い子よ!』
悠希から送られてくるメールは常に暖かみがあり、あたしもそのメールを見て一人じゃないと思うと強くなれそうな気がしていた。
でも、強くなれそうな気はしていても何かと悠希を巻き込み、迷惑をかけてしまう。
これ以上心配させたくないし負担をかけれない。
弱みは見せまいとメールでは“大丈夫”を何度送っただろうか。
あたしは大丈夫。大丈夫なんだからと…
常に自分に呪文を言い聞かせ、気持ちを奮い立たせる。
だが、過呼吸を起こした日から根強よくあたしを支配する不安感はますます力を増していた。
そして
再び体に異変が起きてしまったんだ。
悠希に出逢い、しっかり食べていた生活は一変し、食事なんて喉を通らず、タバコで腹を満たしてごまかす日々に逆戻りしていた。
全然食べたくない。
食べれない。
以前にも増し骨っぽい太もも。
頬もコケ不健康な顔色。
手首は今にも折れてしまいそうな状態。
酒だけは大量に入るのにどうしても食べれない…
会う友達は皆あたしを見るなり
「ちょっと!やばくない!?」
口を揃え同じセリフを吐く。
店に行っても客からは
「ちゃんと食ってる?」
「無理すんな」
毎日飛び交う心配の声。
立ち眩みどころか立つのがしんどくて、職場ではカウンターに手をつかなければ歩くのが困難だ。
以前病院で検査をしてもらい何も無かったとはいえ、あきらかに違和感が募っていく日々が続いていく。
悠希は悠希の昼の仕事。
あたしはあたしの夜の仕事。
互いの仕事の関係でずっと一緒にはいれなかったが、悠希は必ず毎日電話かメールをくれた。
『体調すぐれないみたいだけどなんかあったら言えよ。すぐ行くから』
『大丈夫だよ。ちょっと疲れが溜まってるだけ』
『お前頑張り過ぎんなよ』
『マジ大丈夫だから。あたし強い子よ!』
悠希から送られてくるメールは常に暖かみがあり、あたしもそのメールを見て一人じゃないと思うと強くなれそうな気がしていた。
でも、強くなれそうな気はしていても何かと悠希を巻き込み、迷惑をかけてしまう。
これ以上心配させたくないし負担をかけれない。
弱みは見せまいとメールでは“大丈夫”を何度送っただろうか。
あたしは大丈夫。大丈夫なんだからと…
常に自分に呪文を言い聞かせ、気持ちを奮い立たせる。
だが、過呼吸を起こした日から根強よくあたしを支配する不安感はますます力を増していた。
そして
再び体に異変が起きてしまったんだ。
悠希に出逢い、しっかり食べていた生活は一変し、食事なんて喉を通らず、タバコで腹を満たしてごまかす日々に逆戻りしていた。
全然食べたくない。
食べれない。
以前にも増し骨っぽい太もも。
頬もコケ不健康な顔色。
手首は今にも折れてしまいそうな状態。
酒だけは大量に入るのにどうしても食べれない…
会う友達は皆あたしを見るなり
「ちょっと!やばくない!?」
口を揃え同じセリフを吐く。
店に行っても客からは
「ちゃんと食ってる?」
「無理すんな」
毎日飛び交う心配の声。
立ち眩みどころか立つのがしんどくて、職場ではカウンターに手をつかなければ歩くのが困難だ。
以前病院で検査をしてもらい何も無かったとはいえ、あきらかに違和感が募っていく日々が続いていく。

