翼の柔らかい髪の毛を触る
でも………やっぱり今じゃない…………
葉月は服を着て翼を起こす
「翼、起きて!部活今日からあるんでしょ?」
「んー、部活………ある、9時………今何時?」
「5時だけど、部屋に戻らないと……みんな起きたら見つかるから」
「……わかった……けど……眠い」
「じゃあ、私の話を聞いてね……」
翼は葉月を布団に入れた
「んー、聞く」
目は完全には開いてない
「まず、翼とはまだ付き合わない」
翼は目を開いた
「何で?」
「彼女の事はもう気にしないからそこはいいから……やっぱり私の仕事上の立場からってこと、寮生に知られるのは嫌だから……」
翼は少し悲しい表情になる
「翼のことはだんだんと好きになってきてると思う」
「本当に?」
ニコッと笑顔になる
嬉しそうだ、こういうとこ可愛いんだよね(笑)
「これから、私の為にバレーを頑張って欲しい……翼は頑張れる人だと思うから……活躍する翼が見たい」
「……わかった、暫く秘密の関係だね(笑)」
「わかってくれた?」
「うん!昨日、抱いててわかった」
「えっ」
「嫌だったらやっぱりHしないよね、この間は俺が少し強引だったと思ったんだけど昨日はなんか落ち着いてたというか……上手く言えないけど気持ちは通じてるって思ったよ」
葉月は真っ赤になって翼の裸の胸に頭をつけた
「恥ずかしい……」
「わかった……付き合うのは待つよ、でも時々こうやって会いたいよ、俺を癒して………」
葉月の頭にキスをした…………