「へぇ」
「俺はまたこうやって集まる機会がある時に気まずいの嫌だから納得して別れよって言ったよ、でも嫌だっていう……」
「そうなんだ、じゃあ、別れてないんだね」
「でも、ちゃんと言ったよ、もう気持ちはないし、好きな人もできたって……彼女が他の男と歩いてたとか教えてくれた友達が間に入ってくれたんだけど否定するんだよ、歩いてただけだし、お祭りとかも誘われて行ったけど友達として行ったって身体の関係はないって言い張る………」
「そう言うなら翼が浮気になっちゃうね」
「葉月さんの事は言ってないよ、匠にも」
「当たり前でしょ」
「だからもう、宣言してきた!」
「宣言て?」
「お前とは別れる………って着拒するって」
「出来るの?」
「見てて、ブロックするから」
葉月の前に携帯を出す
「あっ、これ彼女さん?アイコン自撮りなんだね」
「うん」
「見せて」
葉月がアイコンを触ると後ろには翼との写真が出てきた
「秋月くんの高校時代だー、彼女さん、綺麗な子だね、バレー部だったんなら背も高くてスタイルいいんだろうなー、美男美女のカップルだったんだね」
「やめてくれって言ったのに変えないし」
「ねぇ、でもこれ載せてたら彼氏いるってわかるじゃん、男の人に連絡先教えれないんじゃないの?」
「上手くやってると思うよ、仕事してるからもう一台持ってるとか」
「そうだとしたら中々したたかな彼女だね(笑)証拠を残さないって」
「まあな、とりあえず地元に帰っても会わない、集まりも男だけなら参加するって友達に言った、以上報告終わり(笑)」
翼は葉月の前でブロックすると携帯をクッションに投げ葉月に抱きつく
「ねぇ、付き合お」
軽いキスを交わす
「んー、まだ付き合わない」
「ねーーー何でーーーエッチした仲じゃん、葉月さんも応えてくれたじゃん、何でー」