次の日
今日はイブだけあって夕食の人数も少なかったな
バレー部もいないし、バスケも、サッカーは彼女いない人がいたのか……
秋月くん大丈夫だったかな、だいぶ落ち込んでたけど感情が出過ぎだよね、あまり言ってもまた怪我したらいけないし………コントロール難しい
匠が食堂に入ってきた
「葉月さん、お疲れ様」
「あれ?今日はクリパでしょ?もう終わったの?」
「一応食事は終わった、先輩達は二次会に行ったよ」
匠は自販機でコーヒーを買う
「何か飲みますか?」
「いいよ、大丈夫、ありがとう」
「今日ね、翼来なかったんだ……」
「えっ?昨日は行くって言ってたよ」
「昨日、会ったんだ……」
「私が出かけてて………部屋の前で帰るの待ってたから少し………ね」
「そっか………先輩にお金渡して謝ってた、翼目当ての女子もいたからさ、残念がってたよ、昨日何があったの?」
「小野くんはどこまで知ってるの?内緒って言ったことも話したって言ってたし」
「んー、翼が葉月さんを好きなこと、彼女が別れてくれないこと、島でまあ、色々と部屋に行ったこととか」
「結構話してるね(笑)」
葉月は昨日のことを話した
「子供なの、わかる?」
「(笑)わかる」
「私の立場を考えて欲しいの、広まってここに居られなくなったらどうするのってことよ、ただでさえ人気があるのにさ、今はすぐ拡散するんだからもっと慎重に…………ごめん小野くんに愚痴っても仕方ないのにね」
「前にも言ったけど感情で動くのも翼の長所だしまだコントロール出来てないところは短所でもあるんだよな」
葉月はわかるーと頷いた
「翼のこと嫌い?」