☆☆☆
それから、数時間が経過していた。
いつの間にかクリスマスソングは止まり、ケーキも2人で半分以上食べてお腹が一杯になっていた。
チキンとか他の食べ物も用意してくれていたのだけど、それを食べれるほどの余裕はない。
私は、重たいお腹を抱えてベッドに寝転んだ。
「もう、食べれない!」
「色気のねぇ奴」
すぐるはそう言い、楽しそうに笑った。
「だって……」
異性と付き合った経験もないんだから、色気を求められても困ってしまう。
「碧」
すぐるが、私の隣にねころんだ。
「なに?」
「悪かったな、色々と」
「え……?」
「辛かっただろ」
そう言い、すぐるは寝転んだまま、私を抱きしめた。
そのぬくもりに、安心して目を閉じる。
下手をすると、このまま眠ってしまいそうだ。
「私は、大丈夫だよ?」
「あなたの事、一杯知れて、嬉しかったよ」
「碧……」
すぐるが、私の首筋に顔をうずめた。
くすぐったくて、避けようとしたけど……。
「すぐる!?」
押し当てられる唇に、私は慌てた。
キスマーク、つけられちゃう!!
今までも『罰』としてつけられてきたものが2つある。
だから、3つついたら――!
それから、数時間が経過していた。
いつの間にかクリスマスソングは止まり、ケーキも2人で半分以上食べてお腹が一杯になっていた。
チキンとか他の食べ物も用意してくれていたのだけど、それを食べれるほどの余裕はない。
私は、重たいお腹を抱えてベッドに寝転んだ。
「もう、食べれない!」
「色気のねぇ奴」
すぐるはそう言い、楽しそうに笑った。
「だって……」
異性と付き合った経験もないんだから、色気を求められても困ってしまう。
「碧」
すぐるが、私の隣にねころんだ。
「なに?」
「悪かったな、色々と」
「え……?」
「辛かっただろ」
そう言い、すぐるは寝転んだまま、私を抱きしめた。
そのぬくもりに、安心して目を閉じる。
下手をすると、このまま眠ってしまいそうだ。
「私は、大丈夫だよ?」
「あなたの事、一杯知れて、嬉しかったよ」
「碧……」
すぐるが、私の首筋に顔をうずめた。
くすぐったくて、避けようとしたけど……。
「すぐる!?」
押し当てられる唇に、私は慌てた。
キスマーク、つけられちゃう!!
今までも『罰』としてつけられてきたものが2つある。
だから、3つついたら――!