ここで私のことをもう少し整理しておきたい。私は、ご存知の方も多いと思われるが、精神障害者と呼ばれるようになり、20年近く経っている。これのせいで、何十回も死にたいと叫ぶ経験をしているし、自殺を決行したことも数多くある。飲んでいる薬のせいで、車の運転免許を取ることが許されていない。そのため、移動することができず、企業には勤められない。
精神障害とはどういうものであるか、周りの人に聞かれたときは、あまりにも感受性が強すぎて、日常生活が送れなくなった状態と、説明している。これをきくと、ほとんどの人はあまえているとか、馬鹿な人とか、時には親は期限付きだから、早く立ち直りなさいとお説教する人もいる。百人いれば、九十九人はそう言うだろう。あたりまえだよね。それで生きているんだから。
まあ、前置きはここまでにしておくが、精神障害はらどんな障害よりも重いと私は勝手に思っている。これほど自分で治せず、多くの人に迷惑をかける障害は他にない。
話を今日のことに戻そう。
私は、一週間前から便秘がひどかった。一週間の間に一度発狂している。理由は、家にある照明が壊れたためである。家の照明は蛍光灯なのだか、グローランプというのかない。いまは、グローランプのない照明がほとんどである。それを知らなくて、母と大喧嘩をしたゆえに発狂した。それゆえに、大量の精神安定剤を飲んで、やっと落ち着いたのだが、それが多分便秘をもたらしてしまったのかとおもう。いずれにしても、母と話ができなくなり、下剤をお願いしたいとは言えなくなってしまった。精神障害があると、日用品の調達は自身ではできなくて、家族のものを分けてもらうしかないのだ。欧米ではあり得ない方々かもしれない。
そんなわけで、一週間排便できなかった。母に下剤を分けてほしいという気力がなく、ただ寝ているしかできないためであった。
これが、本当に恐ろしいことをもたらすことになるとは。
いまおもうと、私は馬鹿だったんだと思う。