「吉見と会うことに問題はありません。申し上げたとおり離婚は成立していますし、新宮さんに制限や制約もありません」
涙を拭い気持ちを落ち着けたわたしに、変わらない口調で話し続ける彼の言葉が途切れたとき胸の奥がざわついた。これからもっと重大な何かを告げられる予感に。
目を逸らすこともなく三ツ谷さんが口を開く。
「吉見は内臓疾患などの病気ではなく、外傷による入院をしています。退院は回復の状況次第になると思います。・・・原因は、階段からの落下事故ということになります。状況についてはお話できませんが」
階段から落ちた? どこで? クリニックで? ・・・家で?
思わず問い詰めそうになり、どうにか意識を切り替えた。そこは問題じゃない、一番訊きたいのは・・・!
「ひどいケガなんですか・・・?!」
答えを待ってわたしは食い入るように彼を見つめた。
涙を拭い気持ちを落ち着けたわたしに、変わらない口調で話し続ける彼の言葉が途切れたとき胸の奥がざわついた。これからもっと重大な何かを告げられる予感に。
目を逸らすこともなく三ツ谷さんが口を開く。
「吉見は内臓疾患などの病気ではなく、外傷による入院をしています。退院は回復の状況次第になると思います。・・・原因は、階段からの落下事故ということになります。状況についてはお話できませんが」
階段から落ちた? どこで? クリニックで? ・・・家で?
思わず問い詰めそうになり、どうにか意識を切り替えた。そこは問題じゃない、一番訊きたいのは・・・!
「ひどいケガなんですか・・・?!」
答えを待ってわたしは食い入るように彼を見つめた。