「俺と瑛太は宗助さんで、なっちゃんはソウちゃんって呼んでいます」

荒畑の質問に答えた桑田に、
「ほーん、宗助さんにソウちゃんか。

おもしれえやな、それぞれの個性が出ておると言う感じや」

荒畑は納得をしたと言うように首を縦に振ってうなずいた。

「ああ、質問をさえぎってすまんかったのう。

さっきは何を聞きたかったんやか?」

「宗助さんは、何年くらいまであなたたちのマネージャーを務めていたんですか?」

桑田は荒畑にさえぎられた質問を投げた。

そのとたん、3人の表情が変わった。

突然彼らの表情が変わったことに、桑田は不安を感じた。

何か悪いことでも聞いてしまったのだろうか?

先に口を開いたのは、
「…6年、くらいだったかな?

タマは28だったから」

徳重だった。