その後もライブは盛りあがり、ベイビー・スターダストのステージが終わった。
ステージを出て行くと、
「玉井さん、お疲れでしたー」
入れ違いにステージへと向かって行ったのは、
「アウトサイダーの真木だ」
声をひそめて言った瑛太に、夏々子は視線を向けた。
見えたのは、革ジャンを身につけた長身の後ろ姿だけだった。
「出演が決まった時からずっと思ってたけど、よくあの真木さんが首を縦に振ってうなずいたよな」
桑田が言った。
「何で?」
聞き返した夏々子に、
「後からネットで調べたんだけど…あの人、あんまり表舞台に出ないらしいんだ。
メディアの出演はもってのほか、ライブなんか何年かに1回やるそうだし。
最後にあの人がライブをやったのって、10年以上も前なんだぜ?
ビックリしちゃったよ」
桑田が両手を肩のところまであげて、やれやれと言う動作をした。
ステージを出て行くと、
「玉井さん、お疲れでしたー」
入れ違いにステージへと向かって行ったのは、
「アウトサイダーの真木だ」
声をひそめて言った瑛太に、夏々子は視線を向けた。
見えたのは、革ジャンを身につけた長身の後ろ姿だけだった。
「出演が決まった時からずっと思ってたけど、よくあの真木さんが首を縦に振ってうなずいたよな」
桑田が言った。
「何で?」
聞き返した夏々子に、
「後からネットで調べたんだけど…あの人、あんまり表舞台に出ないらしいんだ。
メディアの出演はもってのほか、ライブなんか何年かに1回やるそうだし。
最後にあの人がライブをやったのって、10年以上も前なんだぜ?
ビックリしちゃったよ」
桑田が両手を肩のところまであげて、やれやれと言う動作をした。