今日の目的は一つ。
一日、弥生君と一緒に過ごしてもいいかって事。
でもこれって、考えて見ればおかしな事かも知れない。
だって自分の彼氏に他の男の子と遊び行っていいって言うんだもん。
浮気していい?って言う事にも似てるよね
気分いいはずがない。
なんか…何やってんだろ、あたし。
ソファに座ったと同時に深いため息が零れた。
「はい。珈琲」
コト。
そんなあたしの様子を知ってか知らずか、稚尋はたっぷりミルクと砂糖の入った珈琲をあたしの前に置いた。
言った訳じゃないのに、いつの間にかあたしの好み、しっかり抑えちゃってさ。
ずるい……
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