私を見つめる、高城先輩の目付きが急に変わった気がした。
そう感じた瞬間、高城先輩は、いきなり私をソファーに押し倒した。
えっ!? 何? 何なの?
パニックになっているうちに――いきなり高城先輩は、私の唇を塞いだ。
「お前、可愛すぎ」
っ!!高城先輩ったら……いきなり、何を言い出すの。
「ヤッ、ヤダなぁ……高城先輩は本当にお世辞がうまいんだから」
「お世辞じゃないよ。本当に可愛すぎなんだって」
そう言うと再び唇を塞がれた。少しずつ深くなっていくキス。熱くて甘いキスに、うっとりとなる。
「本当は高校の頃から、ずっと……こうしたい願望があった」
「……」
何と答えて良いか分からずに、思わず無言になってしまった。
なんだか、凄く気持ちが良くなってしまった。このまま……いくところまで、いっても良いって気持ちにさえ陥った。
「愛花……俺のものになってくれるか?」
高城先輩の言葉に迷いは無かった。
「はい」
「俺以外の男を、見ないって約束してくれる?この前みたいなこと、二度としないって誓ってくれるか」
「フフ……恭介さんって、以外に嫉妬深い人なんですね」
「いや……男なら当たり前なんじゃないの。約束してくれるか?」
「もちろんです。他の人を見ないで欲しいって思う気持ちは、私だって同じですから」
私だって……恭介さんが他の女性といる所を見かけたら、ヤキモチを妬きますからね。その時は、覚悟して下さいね。