春を待つ蛹

青春・恋愛

有村朔/著
春を待つ蛹
作品番号
1569580
最終更新
2019/08/08
総文字数
88,595
ページ数
16ページ
ステータス
完結
いいね数
5
ランクイン履歴

総合39位(2019/08/15)

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総合39位(2019/08/15)

変わらないようで世界は少しずつ変わっている。

変わる世界に置いていかれることが
君はきっと怖いんだろう?

大丈夫
君もちゃんと変わっている。

冷たい蛹の中にいるというのなら
その手をとってあたたかい世界へ連れて行くから。
その羽で、どこまでも飛んでいけるように。


あらすじ
高校二年生の春を迎えた少女、岡本結衣子(ゆいこ)は常にいい子であろうと自分自身の感情から目を背けて生きてきた。私が我慢すればすべてがうまくいく、そう思うのにどうしようもなく苦しくて、誰かに助けてほしい。そう願った時、彼女が偶然出会ったのは、校舎の片隅で一人煙草を燻らせる図書館司書の佐原春人(はると)だった。変化と不変の中で大切な誰かを思う、一人の少女と過去に囚われた青年の心の成長を描く物語。

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