私は部屋に荷物を置き、一つ一つ持ってきたものを部屋に出す。
服、ズボン、靴下などを整理して、棚に置く。
一つ一つ確認したら、私は玄関で靴を履いて、どこに行くあてはないけど、ひたすら歩いた。
歩いて歩いたら、神社の近くまで来ていた。
折角だから、神社に行くことにした。
階段を登って登ってから、私は神社の前に立った。
何もないけど。だけど、毎日行きたいくらい何かを感じる。
私は近くにあったベンチに座り込む。
「……ねぇ、ここの人?」
私はうん? と首を傾げながら、声をした方に顔を向けると、男の人がいた。
「…え?」
私は目を丸くして、彼を見た。
「あ、ゴメン!怪しい者じゃないから。俺はここの人だから」
男の人は、茶髪でクルクルな目を大きく、長身で目が離せない。
なんだ、この人は。
「……あの、なんでここに」
私はベンチの側に立っていた男に話しかける。