私はただ家族として対等に関わりたいのに。

この日は、ご飯も何も食べないで、そのまま就寝した。

後日、私は早く起きて、すぐ母の実家に行く準備をした。

準備はすぐ出来た。
母の実家には、三日ほどお世話になることになった。

母は多分、夏休みが終わるまで私を置いていきたいのだろう。

昨日、電話越しで話す母は、物凄く嫌な顔で私が母の実家に行くことに了承していた。

私がいない方が都合いいのにと言っているかのように何度もため息をついていた。

それでも、私は母の実家に行くことは変わらないし。三日間で帰るつもりだ。

母がどんな顔しようとしても。

私は学校に行くように、母が作った味気ない料理を食べて、誰も見送りのなく、母の実家にバスで向かった。

近くのバス停に乗り込み、市内の駅に到着した。
市内から少し離れた町に、母の実家がある。

私の家と母の実家は近い。同じ県で比較的近いのに、何故母は会いたがらないのだろうか。

母も少しは実母と会いたくて、比較的近い所に住んでいるのではないかと思えた。

そんなに嫌だったら遠くに行きたいと思うだろう。
私は市内から出ている母の実家にバスで向かった。