琴葉は不安そうにしながら、私に答えた。

「…うん、そうだね」

私と琴葉は、近くにある警察署に向かった。

近くにあった警察署が近くなるほど、ストーカーは遠ざかりながらついて来た。そして、警察署の見張りをしている警察の方に事情を話して、近くにいたストーカーは無事に捕まった。

ストーカー曰く、可愛い人いたから、付いていきたくなるだろと大きい声で私たちの前で言っていた。

私達は目を合わせて、犯人に引いていた。

「…まぁ、無事でよかったね。琴葉」

「そうだね。和歌夏休みになったばかりなのに、迷惑かけてごめんね」

琴葉は私に対して、謝った。

「…別に大丈夫だよ。何もすることなかったし」

私は琴葉に言い、ニコッと笑った。

琴葉は安心したのか、私に感謝の言葉をかけていた。

「…っありがとう。和歌」

そう言ってから琴葉を見送り、別れた。

今バイト中の武蔵には連絡した方がいいと思い、ラインでメッセージを送った。

私は賑やかな街中を一人でトボトボ歩き、帰路に着こうと家に向かおうとした瞬間、私は見に覚えがある人物を見かけた。

「あっ」

私はその人物を見た途端、思わず声を出していた。