ケットは・・・女子中学生。

アイスを食べている。

「地球温暖化だねえ」
と長月ケット。

「そこで「散水二号」を用意しました」と長月遥。

散水二号とは・・・

長月遥が自主建造したIoTを駆使した自動処理で雨水や水道水をタンクから屋根に散水する仕組みだ。

「じゃあね。
散水二号動きます」

さあ、と涼しげな音色とともにモーターで自走する排水ロボットがアクチュエータを動かし上下左右に屋根に水を撒いていく。

「わあ。
涼しくなったねえ」とケット。

「それが散水二号なのです」と長月遥。



散水二号。
これらは緊急時には備蓄された水でウォーターカーテンを作り出す。
火災防衛セクター。

それが散水二号であり、IoTのそれらがスマートシティ構想である。