さて、ここで私は三笠君に超次元の世界についての説明をした。といっても、全て
ネコモリイサマの受け売りなのだが。
「この水の流れが、僕たちの時間なのか。流れが分岐してるのは、時間が分かれた、
つまりパラレルワールドが出来たってことなんだな、きっと」
三笠君、強心臓だな。私が初めてここに来た時は、何かを考える余裕などなかった
のに。
「ところで、濱野さん。ネコモリサマって何処にいるんだろ」
そうだ。すっかり忘れてた。ネコモリサマに会うために来たんだっけ。
「ネコモリサマ。美寿穂です。隠れ家、見つけましたよ。出て来て下さい」
大声で呼ばったが、返事はない。
「ネコモリサマ? 聞こえているんでしょ。隠れてないで出て来てください」
またも、無反応だ。
「どうしたのかな? 出かけてるのかな」
だんだん不安になってくる。
「ネコモリサマ、隠れ家を見つけたら、翠を人間に戻すって約束でしょ。隠れて
ないで
出て来てください」
ネコモリイサマの受け売りなのだが。
「この水の流れが、僕たちの時間なのか。流れが分岐してるのは、時間が分かれた、
つまりパラレルワールドが出来たってことなんだな、きっと」
三笠君、強心臓だな。私が初めてここに来た時は、何かを考える余裕などなかった
のに。
「ところで、濱野さん。ネコモリサマって何処にいるんだろ」
そうだ。すっかり忘れてた。ネコモリサマに会うために来たんだっけ。
「ネコモリサマ。美寿穂です。隠れ家、見つけましたよ。出て来て下さい」
大声で呼ばったが、返事はない。
「ネコモリサマ? 聞こえているんでしょ。隠れてないで出て来てください」
またも、無反応だ。
「どうしたのかな? 出かけてるのかな」
だんだん不安になってくる。
「ネコモリサマ、隠れ家を見つけたら、翠を人間に戻すって約束でしょ。隠れて
ないで
出て来てください」