「うーむ。なんか、他の願いに負からんかのう?」
「他の願いはありません!! まさか、今更出来ないなんて話じゃないですよね」
「んーん。察しが悪いのう…。…その、まさかじゃよ」
えっ??!
一挙に目の前が暗くなった。
「う、嘘ですよね。前には、どんな願いも叶えられるって、言ったじゃないですか」
「残念ながら、一度叶えた願いを元に戻すのは駄目なんじゃ」
そんな…、そんな…。
足の力が抜けて、膝から地面に崩れ落ちる。
翠は人間に戻れない。
絶望の言葉が、頭のなかでリフレインする。
三笠君がやって来て、私の肩に優しく手を添える。
三笠君の目を見る。
大丈夫。僕がついている。
そう言っているように見える。
三笠君が、ネコモリサマとの会話を引き取る。
「ネコモリサマ。話は聞きました。翠ちゃんを元に戻せない理由を、もう少し詳しく
教えてくもらえますか?」
「他の願いはありません!! まさか、今更出来ないなんて話じゃないですよね」
「んーん。察しが悪いのう…。…その、まさかじゃよ」
えっ??!
一挙に目の前が暗くなった。
「う、嘘ですよね。前には、どんな願いも叶えられるって、言ったじゃないですか」
「残念ながら、一度叶えた願いを元に戻すのは駄目なんじゃ」
そんな…、そんな…。
足の力が抜けて、膝から地面に崩れ落ちる。
翠は人間に戻れない。
絶望の言葉が、頭のなかでリフレインする。
三笠君がやって来て、私の肩に優しく手を添える。
三笠君の目を見る。
大丈夫。僕がついている。
そう言っているように見える。
三笠君が、ネコモリサマとの会話を引き取る。
「ネコモリサマ。話は聞きました。翠ちゃんを元に戻せない理由を、もう少し詳しく
教えてくもらえますか?」