さて、いつまでも喜んでばかりはいられない。早速、翠を捜さないと。
さっき、ネコモリサマの隠れ家から見た様子では、翠はこの公園にいる筈。
この公園は、一望で見渡せる程の大きさだ。それなのに、翠の姿は見当たらない。
猫だったら、狭い所が好きなんじゃないかな。
三笠君のアドバイスで、植え込みや遊具の影を探してみる。
けれど、その探索も徒労に終わる。
「いないねぇ」
三笠君と顔を見合わせる。
そのとき、砂場の向こうに作られた小山の繁みから、真っ白な猫が姿を現した。
翠だ!!
ホッと肩を撫でおろす。
「翠…」
そう呼びかけながら、翠の方に足を踏み出した。
まさにその瞬間、目の前で全く予期していなかった出来事が起こった。
さっき、ネコモリサマの隠れ家から見た様子では、翠はこの公園にいる筈。
この公園は、一望で見渡せる程の大きさだ。それなのに、翠の姿は見当たらない。
猫だったら、狭い所が好きなんじゃないかな。
三笠君のアドバイスで、植え込みや遊具の影を探してみる。
けれど、その探索も徒労に終わる。
「いないねぇ」
三笠君と顔を見合わせる。
そのとき、砂場の向こうに作られた小山の繁みから、真っ白な猫が姿を現した。
翠だ!!
ホッと肩を撫でおろす。
「翠…」
そう呼びかけながら、翠の方に足を踏み出した。
まさにその瞬間、目の前で全く予期していなかった出来事が起こった。