血の繋がりって、強い絆だと思っていたけれど……
本当の愛って、どこにあるんだろうね?
「カナミちゃん、サラダのドレッシングは何がいい?」
「………」
「カナミちゃん?」
「……うわぁっ、は、はい!!」
私は自分の世界に浸っていたようで、ヒロ君の声が全然聞こえなかった。
ヒロ君が顔を覗いて来たから、ビックリして声を張り上げてしまった。
恥ずかしいし、ヒロ君の顔が目の前に接近していた事実に今更、ドキドキと胸が高鳴っていた。
ヒロ君は何事もなかったかのように、テーブルにスプーンを並べたりしてるし……。
自分だけ、こんなにドキドキさせられて……ズルイよ。
どんどん、どんどん、好きになる。
もしも、ヒロ君と離れる日が来たら…… 私は受け入れられるのかな?
彼女が居ても良い、だなんて本当は無理なのかもしれない。
1日のうち、たった二時間を独り占めしているけれど……
日に日に欲が出ているのかもしれない。
心の奥底ではね、毎日会いたいと思っている。
恋心を抱いたのは初めてじゃないけれど……こんなにも大好きだなんて、どうしたら良いの?
……けれども、私達は仕事上の契約でしか繋がってはいない。
正に、お金あっての“束縛契約”―――……
行き場の無い想いはどこに捨てたら良いの?
本当の愛って、どこにあるんだろうね?
「カナミちゃん、サラダのドレッシングは何がいい?」
「………」
「カナミちゃん?」
「……うわぁっ、は、はい!!」
私は自分の世界に浸っていたようで、ヒロ君の声が全然聞こえなかった。
ヒロ君が顔を覗いて来たから、ビックリして声を張り上げてしまった。
恥ずかしいし、ヒロ君の顔が目の前に接近していた事実に今更、ドキドキと胸が高鳴っていた。
ヒロ君は何事もなかったかのように、テーブルにスプーンを並べたりしてるし……。
自分だけ、こんなにドキドキさせられて……ズルイよ。
どんどん、どんどん、好きになる。
もしも、ヒロ君と離れる日が来たら…… 私は受け入れられるのかな?
彼女が居ても良い、だなんて本当は無理なのかもしれない。
1日のうち、たった二時間を独り占めしているけれど……
日に日に欲が出ているのかもしれない。
心の奥底ではね、毎日会いたいと思っている。
恋心を抱いたのは初めてじゃないけれど……こんなにも大好きだなんて、どうしたら良いの?
……けれども、私達は仕事上の契約でしか繋がってはいない。
正に、お金あっての“束縛契約”―――……
行き場の無い想いはどこに捨てたら良いの?