嬉しそうに話しているヒロ君が可愛い。

私の漫画が紹介コーナーに全巻揃って平積みにされていた。先日出たばかりの新刊も沢山置いてあった。嬉しい事に新刊を手にしては、レジに並んだ人も居る。

ヒロ君も新刊を手に持ち、参考書を見に行った。私達は本屋さんでは別行動にする事にした。

まさかのまさか、ヒロ君が私の漫画を読んでいたなんて!!しかも、私の漫画のコミックスを全巻持っててくれている!!

素性は明かせないけれど、それを描いているのは私です。

飛び上がる程に嬉しくて、心の中が舞い上がっている。

私は紹介コーナーから離れて、雑誌コーナーへと向かった。流行り物とファッションのチェックの為に雑誌を二冊購入した。

その後、ヒロ君も私の漫画の新刊と参考書を買っていたみたいだった。

何だかんだ言ってもヒロ君は勉強家だなぁ。ヒロ君は時間を勉強をする事にさかなかっただけで、苦手ではなかったから国立大学生になれたんじゃないのかな?話を聞いていたら、中三からの追い上げが凄かったみたいだから。私はついて行くのに必死だったから、国立大学なんて行けなかったと思う。

持って生まれた天性はこういう事だ。