「さあ、行こう」陸くんの言葉に促され、配置に着く。
陸くんの後ろに立って、陸くんの腰に手を添える。
「最初にステルスモードオン」陸くんが号令をかける。
二人を包む空気のボールをイメージする。
そのボールの皮を内側と外側から押し潰すようなイメージを作る。
私達の周囲に陽炎が立った。ステルスモード完了だ。
「じゃあ、出発する」陸くんの声を合図に、空を見上げる。
「行くよ。3、2、1。ゴーッ」
空へ。心に強く念じる。
体の中に熱の渦が湧きおこる。体が軽くなる。
足が地面から離れる。
次の瞬間、私は空に飛びたつ。
全身がGを感じる。
学校の一階、二階、屋上を超え、校舎の向こうに町の俯瞰が見えて来る。
上昇するスピードがグングン上がる。
地上があっという間に遠ざかる。見下ろせば、シーちゃん達が芥子粒のようだ。
陸くんの後ろに立って、陸くんの腰に手を添える。
「最初にステルスモードオン」陸くんが号令をかける。
二人を包む空気のボールをイメージする。
そのボールの皮を内側と外側から押し潰すようなイメージを作る。
私達の周囲に陽炎が立った。ステルスモード完了だ。
「じゃあ、出発する」陸くんの声を合図に、空を見上げる。
「行くよ。3、2、1。ゴーッ」
空へ。心に強く念じる。
体の中に熱の渦が湧きおこる。体が軽くなる。
足が地面から離れる。
次の瞬間、私は空に飛びたつ。
全身がGを感じる。
学校の一階、二階、屋上を超え、校舎の向こうに町の俯瞰が見えて来る。
上昇するスピードがグングン上がる。
地上があっという間に遠ざかる。見下ろせば、シーちゃん達が芥子粒のようだ。