ほぉー。と、陸くんが息を吐き出す。
 そして、諦めたような口調で
「分かった。僕も協力するよ」と言ってくれた。
 やったー!
 私は思わず歓声を上げる。
 イェーイ。イェーイ。とシーちゃん、アッキーとハイタッチ。
 イェ……。とハイタッチの手を陸くんに向ける。
 呆れ顔の陸くんと対峙すること、数舜。陸くんが、ハイタッチのポーズを作る。
 イェーイ。と陸くんとハイタッチ。
 それに対して、陸くんが「イェーイ」と小声で応じてくれたのが、嬉しかった。

「ねぇねぇ。皆聞いて」
 ここで、私は、とっておきの重大発表をする。
「超能力救助隊の名前なんだけど、実は決めてあるんだ」
 なになに、ナニナニ。シーちゃんとアッキーが興味津々で、顔を寄せる。
 陸くんも、気のない体ながら、私を横目で見ている。
 私は、三人に対し、厳かにその名前を披露する。
「その救助隊の名前はね、ソラシドレスキュー」