陸くんがベッドの中で寝返りをうち、私の方を向く。
陸くんと目が合う。
「あの」と言いかけたところで、陸くんが左手を差し出した。
ん? 何?
と思ったが、直ぐにピンと来た。
サイコメトリで話をしたいんだ、きっと。
私も右手を差し出し、陸くんと手を繋ぐ。
―盗聴されてるかもしれないから、この状態で話す。いいかい?―
陸くんの声が頭の中に流れる。
―うん―
私も心の中で応える。
―美幸さんが知りたいのは、どうやって身の安全が保障されるのかって事でしょ―
―そう。陸くんには、何か秘策があるんでしょう。その内容を私にも教えて欲しい。
秘策が私の超能力の応用なら、私も前もって内容を知りたい―
―それは……。今は言えない。その時が来るまでは……―
―その時って、いつなの?―
―それも言えない―
―ええ?!―
陸くんと目が合う。
「あの」と言いかけたところで、陸くんが左手を差し出した。
ん? 何?
と思ったが、直ぐにピンと来た。
サイコメトリで話をしたいんだ、きっと。
私も右手を差し出し、陸くんと手を繋ぐ。
―盗聴されてるかもしれないから、この状態で話す。いいかい?―
陸くんの声が頭の中に流れる。
―うん―
私も心の中で応える。
―美幸さんが知りたいのは、どうやって身の安全が保障されるのかって事でしょ―
―そう。陸くんには、何か秘策があるんでしょう。その内容を私にも教えて欲しい。
秘策が私の超能力の応用なら、私も前もって内容を知りたい―
―それは……。今は言えない。その時が来るまでは……―
―その時って、いつなの?―
―それも言えない―
―ええ?!―