学校に着くと、校門のゲートは閉まっていた。
ライフラインの維持に関係のない公共施設は閉鎖する、との事だったので、当然の
結果だろう。
これでは正面からは入れないが、抜け道はある。
正門の右側の道路を進むと、学校のプールの裏側に至る。
学校を取り囲むフェンスは、プールの直前まで、鉄製の柵なのだが、プール部分は
目隠しのためのブロック塀に変わる。その切り替わり部分には、都合よく足場になる
ブロックがあって、フェンスを乗り越える事が出来る。
一部の生徒は、ここを通って授業を抜け出したり、買い食いしたりしているのだ。
私もアッキーに聞いて、抜け道の事は知っていた。
でも、自分がここを利用することになるとは思わなかった。
ってか、そうと分かっていれば、スカートで出るんじゃなかった。
などと言っている訳にもいかず、抜け道を通って学内に入る。
そこから、旧体育館の裏手の部室に向かう。
建物の鍵はこじ開けられていた。
先客が居る? もしかして、陸くん? それとも、まさかだけど泥棒?
警戒しながら、抜き足差し足でAI部の部室前に進む。
ライフラインの維持に関係のない公共施設は閉鎖する、との事だったので、当然の
結果だろう。
これでは正面からは入れないが、抜け道はある。
正門の右側の道路を進むと、学校のプールの裏側に至る。
学校を取り囲むフェンスは、プールの直前まで、鉄製の柵なのだが、プール部分は
目隠しのためのブロック塀に変わる。その切り替わり部分には、都合よく足場になる
ブロックがあって、フェンスを乗り越える事が出来る。
一部の生徒は、ここを通って授業を抜け出したり、買い食いしたりしているのだ。
私もアッキーに聞いて、抜け道の事は知っていた。
でも、自分がここを利用することになるとは思わなかった。
ってか、そうと分かっていれば、スカートで出るんじゃなかった。
などと言っている訳にもいかず、抜け道を通って学内に入る。
そこから、旧体育館の裏手の部室に向かう。
建物の鍵はこじ開けられていた。
先客が居る? もしかして、陸くん? それとも、まさかだけど泥棒?
警戒しながら、抜き足差し足でAI部の部室前に進む。