「なんだか怖いね」シーちゃんが怯えたように自分の肩を抱く。
「地震の前には動物が異常行動するっていうからな。天変地異でもあったりして」
とアッキー。
「それって、動物の超能力? 未来予知とか? ねぇ、美幸は何か感じないの」
とシーちゃんに振られたが、
「ううん。何も感じない」と応える他はない。
ううむ。
四人とも腕組みしたまま黙り込んでしまう。
「考えていても始まらない。兎に角、僕たちに出来る救援要請に対応していこう」
と陸くんが纏めてくれた。
「でも、美幸の超能力じゃ失せ物探しは出来ないからなぁ。動物じゃ、尚更だし」
とアッキーが嘆く。
「他にはないの……」と聞くと、「ないねぇ」という答えだった。
このあと、AI部室で丸一日救助要請を待ち続けたが、私たちの出番は遂にやって
来なかったのである。
「地震の前には動物が異常行動するっていうからな。天変地異でもあったりして」
とアッキー。
「それって、動物の超能力? 未来予知とか? ねぇ、美幸は何か感じないの」
とシーちゃんに振られたが、
「ううん。何も感じない」と応える他はない。
ううむ。
四人とも腕組みしたまま黙り込んでしまう。
「考えていても始まらない。兎に角、僕たちに出来る救援要請に対応していこう」
と陸くんが纏めてくれた。
「でも、美幸の超能力じゃ失せ物探しは出来ないからなぁ。動物じゃ、尚更だし」
とアッキーが嘆く。
「他にはないの……」と聞くと、「ないねぇ」という答えだった。
このあと、AI部室で丸一日救助要請を待ち続けたが、私たちの出番は遂にやって
来なかったのである。