「つーか、いつからー? 」
「去年の秋から」
「うわー、知らなかった」

上へ下への大騒動、引継ぎは誰にするか問題発生。

当時、パートさんは数多く居たものの、誰も私の担当している面倒臭い集計や、勤怠管理なんかやりたがらない。

仕方なく外注の方を呼び、引継ぎを始めたのは産休1ヵ月前。

そして、1番信頼していた女性上司の突然の退職。

ドタバタドタバタ、胎教? 何ソレ?

モーツアルト聞け? 知らねえよ、そんなの。

お腹に触れ? 怖くて出来ないっての!

妊婦幸せオーラなんか出せないって、もう引き継ぎにデイリーにウィークリーにマンスリーに、期末のシメで忙しい。

『た○ごくらぶ』に書いてある胎教なんか、忙しくてやれませんでした。

でもいいもんね、談志院長が

「胎教なんかしなくても、ウチで生んでちゃんとやれば絶対にいい子になるっ! 」

って断言してたし。