ここは長男の嫁として1つ、見事に男子を生んで、後はどっちをいつ生もうが自由になりたいワケでして。

「どっちでもいいって、それは無いよー」
「だって産み分けなんかしてないし、必要ないと思う」
「ああそうですかい」

ヌカに釘、のれんに腕押し、それが旦那。

全てこの調子でございました。

そして翌日、無事に退院出来てバカ高い入院費を支払い、カツ丼も食べて家に帰れたワケですが、この後もトラブルは続きます。

ええ、ご難続きの妊娠期間でしたから。

いい加減、この病院の恐ろしさも知ったので、そろそろ転院を考えようかと思っていた矢先、実家の母がトンでも無い事を言い出しまして。

「アンタさ、家の近所の病院で生めば? 無痛分娩だし、アタシなんか2回か3回いきんだらスポーンて生まれたわよ」
「ええええー? そんなのあるの!? 」

無痛で生めるのなら、そんなにいい事は無い。

出産時の痛みや、衝撃の大きさは『た○ごくらぶ』とか、妊娠出産本にイヤと言うほど書かれており、正直、ビビってたから。

しかし、実家までは電車で1時間。

そんな距離通えないし、近所でいい病院は無いかと探し始めました。