ぼんやりとする暇もなく、お昼時なのでポツポツと客が入り対応に追われた。
ようやく一息ついた頃、先程の杏奈の言葉が勝手に思い出されて頭を支配する。
「そういえば、副社長って言っていたっけ?」
先日お互いの職業の話をしたとき雄大は建築士だと言っていたが、副社長だとは一言も聞いていない。
てっきり普通のサラリーマンだとばかり思っていたが、言われてみれば連れていってもらった寿司屋は高級そうだったし、乗ってきた車も外国製だった気がする。
思い立って、琴葉はノートパソコンを開きインターネットで【副社長 早瀬雄大 建築士】と検索をかけてみると、すぐに早瀬設計事務所という会社に辿り着いた。
「あれ、ここって…。」
その名前を琴葉は聞いたことがあった。
会社概要や実績紹介を見ると国内のみならず海外での案件もたくさんあり、そのどれもが大規模で有名な建物ばかりだ。
「すごく素敵で洗練されたデザイン。早瀬さんはそこの副社長なんだ。」
琴葉はそう呟くと、パタンとパソコンを閉じ小さくため息をついた。
ようやく一息ついた頃、先程の杏奈の言葉が勝手に思い出されて頭を支配する。
「そういえば、副社長って言っていたっけ?」
先日お互いの職業の話をしたとき雄大は建築士だと言っていたが、副社長だとは一言も聞いていない。
てっきり普通のサラリーマンだとばかり思っていたが、言われてみれば連れていってもらった寿司屋は高級そうだったし、乗ってきた車も外国製だった気がする。
思い立って、琴葉はノートパソコンを開きインターネットで【副社長 早瀬雄大 建築士】と検索をかけてみると、すぐに早瀬設計事務所という会社に辿り着いた。
「あれ、ここって…。」
その名前を琴葉は聞いたことがあった。
会社概要や実績紹介を見ると国内のみならず海外での案件もたくさんあり、そのどれもが大規模で有名な建物ばかりだ。
「すごく素敵で洗練されたデザイン。早瀬さんはそこの副社長なんだ。」
琴葉はそう呟くと、パタンとパソコンを閉じ小さくため息をついた。