「えげつない…」


この生活をまず1週間試したモノの
たったこんな短期間なのに
恐ろしいほどの体力と気力の消耗が激しい。
20代のピチピチの頃には勝てん…。

そして何より
メンタルが削られていく。
なぜなら…


「アホじゃね?」


こういう事を言うバカ(煌月)がいるからだ!!


「こんなに全力で駆け抜けているアタシに
 アホと…?」

「大バカだろ。
 んな事して体ぶっ壊しても知らねぇぞ」


いやね?
まぁそうなんすよ。
煌月の言う通りでもあるワケですが…


「そうもいかんのだよ、煌月くん。
 子供じゃないんだから
 宿題忘れて『やってません』ってワケにはいかないのさ。
 責任とか重圧とか
 その他諸々が掛かってるから
 投げ出せないんだよ!
 わかるかい!?」

「おい、キャラが変わってる」


そんな事を言われながらも
アタシは目の前の仕事に
ただただ真剣に取り組んでいった。

まぁこんな生活を2週間も続けていれば
企画の方も軌道に乗り始め
ようやくまともに動けるようになってきた。