「そもそもどうしてアナタがココにいるの?
なぜジンくんがいるってわかったの?
本人から聞いたワケ?
そんな事あるはずがないッ
まさか調べたの!?」
こちらが答える隙も与えないくらい
次から次へと質問したかと思えば
最後は一方的に決めつける始末。
ちょっと落ち着こうよ。
「アタシはこの病院に
定期的な受診をしているんです。
煌月がいるなんて知りませんでした。
ですが…たまたま見掛けたので
初めてわかったんです」
少々、嘘は交えましたが。
まさか早乙女さんに言えませんって。
『エスカレーターから降りるアナタを見掛けて
もしかしてと思い集中治療室の部屋に来ました』なんて。
彼女の事だから
ストーカーやらなんやら言い兼ねない。
「…そうだとしても。
見たからわかったでしょ?
ジンくんは今、本当に大変なの!」
「…えぇ。もちろんわかります」
あんな姿を見るのは
数年の付き合いしかないアタシですら
初めて見たんだから。
「お父さんが亡くなって
お母さんまであんな…」
唇をギュッと噛みしめ
早乙女さんもまた
辛さを耐えているように見えた。
なぜジンくんがいるってわかったの?
本人から聞いたワケ?
そんな事あるはずがないッ
まさか調べたの!?」
こちらが答える隙も与えないくらい
次から次へと質問したかと思えば
最後は一方的に決めつける始末。
ちょっと落ち着こうよ。
「アタシはこの病院に
定期的な受診をしているんです。
煌月がいるなんて知りませんでした。
ですが…たまたま見掛けたので
初めてわかったんです」
少々、嘘は交えましたが。
まさか早乙女さんに言えませんって。
『エスカレーターから降りるアナタを見掛けて
もしかしてと思い集中治療室の部屋に来ました』なんて。
彼女の事だから
ストーカーやらなんやら言い兼ねない。
「…そうだとしても。
見たからわかったでしょ?
ジンくんは今、本当に大変なの!」
「…えぇ。もちろんわかります」
あんな姿を見るのは
数年の付き合いしかないアタシですら
初めて見たんだから。
「お父さんが亡くなって
お母さんまであんな…」
唇をギュッと噛みしめ
早乙女さんもまた
辛さを耐えているように見えた。