「なんでも言い合えるヤツが
隣にいなくなるのはつまんないじゃん…
気兼ねなく飲み行ったり
なんかあれば泊まらせてもらったり
そういう心友みたいな―――」
まだ話してる途中なのに
突然、煌月はアタシの視界からは消え
次に全身で感じたのは、コイツの体温…
「な…に?」
どうして今
アンタはアタシを
抱きしめてんの…?
「そういう事…
いきなり言うな…
反則だろ…」
耳元で微かに聞こえる囁くような声。
そっちのいきなりの行動のほうが
よっぽど反則だって…
「引っ越す必要ないから。
まわりに振り回されんなよ…。
無理して決める必要もないだろ。
お前のやりたいようにすればいい」
”俺もうるせぇヤツがいねぇのは
つまんねぇんだよ…”
力強く言ったこの男の言葉は
普段見せないくらい
無駄に男っぽかった…
せっかく落ち着いてきたかと思った不整脈が
こんな事をしてくれたおかげで
また逆戻りだ…。
すごく長い時間
この状態だったように感じた。
だけど
振り解いて拒否する事が出来ない。
と言うより
したくなかった――――
隣にいなくなるのはつまんないじゃん…
気兼ねなく飲み行ったり
なんかあれば泊まらせてもらったり
そういう心友みたいな―――」
まだ話してる途中なのに
突然、煌月はアタシの視界からは消え
次に全身で感じたのは、コイツの体温…
「な…に?」
どうして今
アンタはアタシを
抱きしめてんの…?
「そういう事…
いきなり言うな…
反則だろ…」
耳元で微かに聞こえる囁くような声。
そっちのいきなりの行動のほうが
よっぽど反則だって…
「引っ越す必要ないから。
まわりに振り回されんなよ…。
無理して決める必要もないだろ。
お前のやりたいようにすればいい」
”俺もうるせぇヤツがいねぇのは
つまんねぇんだよ…”
力強く言ったこの男の言葉は
普段見せないくらい
無駄に男っぽかった…
せっかく落ち着いてきたかと思った不整脈が
こんな事をしてくれたおかげで
また逆戻りだ…。
すごく長い時間
この状態だったように感じた。
だけど
振り解いて拒否する事が出来ない。
と言うより
したくなかった――――