トイレのドアの外から
何事かと心配そうに声を掛けられたけど
今は気持ち悪すぎてそれどころじゃない。
吐くほど飲むなんて
マジで久しぶり…
「大丈夫…ごめん。
口、ゆすいでくる…」
ひとしきり吐くだけ吐いて
(汚くてスミマセン)
重たい足取りでキッチンへ向かい
うがいしたり水を飲んで少し落ち着かせた。
「ったく…お前なぁ
30手前で吐くほど酔い潰れるって
何やってんだよ…」
呆れながらこちらへ近づいてくる煌月。
だけどその時
アタシは彼の声が耳に入らなかった。
「…ッ」
不整脈の発作が起きてしまったから。
吐いたせいか
それによって心拍数が一気に上がったらしく
胸に違和感を感じ
ズルズル…と崩れるようにしゃがみこんでしまった。
「七星ッ!?」
「…だい、じょうぶ…ッ」
焦った様子で
煌月はアタシの元に駆け寄り背中を摩ってくれるが
ちょっと今は動けない…
「落ち着けッ
大丈夫だからッ、な?」
アンタが落ち着きなさい。
その焦りが逆に不安を煽るわ。
何事かと心配そうに声を掛けられたけど
今は気持ち悪すぎてそれどころじゃない。
吐くほど飲むなんて
マジで久しぶり…
「大丈夫…ごめん。
口、ゆすいでくる…」
ひとしきり吐くだけ吐いて
(汚くてスミマセン)
重たい足取りでキッチンへ向かい
うがいしたり水を飲んで少し落ち着かせた。
「ったく…お前なぁ
30手前で吐くほど酔い潰れるって
何やってんだよ…」
呆れながらこちらへ近づいてくる煌月。
だけどその時
アタシは彼の声が耳に入らなかった。
「…ッ」
不整脈の発作が起きてしまったから。
吐いたせいか
それによって心拍数が一気に上がったらしく
胸に違和感を感じ
ズルズル…と崩れるようにしゃがみこんでしまった。
「七星ッ!?」
「…だい、じょうぶ…ッ」
焦った様子で
煌月はアタシの元に駆け寄り背中を摩ってくれるが
ちょっと今は動けない…
「落ち着けッ
大丈夫だからッ、な?」
アンタが落ち着きなさい。
その焦りが逆に不安を煽るわ。