家の前まで送ってもらい藤原くんに手を振って家に入ると、今か今かとわたしの帰りを待っていた母が駆け寄ってきた。
「どうだった?楽しかった?」
「うん」
「藤原くんは?」
「家の前まで送ってくれてもう帰ったよ」
「えー、そうなの?せっかくだし夕飯うちで食べて行ってもらえばよかったのに!」
残念そうな母に苦笑いを浮かべていると、スマホが音を立てて鳴った。
「あっ」
メッセージは藤原くんからだった。
『おつかれー!結衣、めっちゃいい笑顔』
そんなメッセージと一緒に猫カフェで猫とたわむれるわたしの写真を送ってくれた。
「えっ、猫?可愛い!見せて見せて!」
興奮する母の後ろで父が首を伸ばして遠慮がちにスマホの画面を覗き込んでいる。
「それにしても、結衣ってば楽しそうね」
「うん。あっ、あのね、わたし……今日笑えたの」
「え?」
「藤原くんと一緒にいるときにね、ふふって声に出して笑えたの!」
「そうなの?よかったじゃない!すごいわ、結衣!」
手を叩いて喜ぶ母と驚いた表情を浮かべながらも嬉しそうな父。
「藤原くんと一緒にいると安心するのね」
「うん……」
ちょっぴり恥ずかしかったけれど、わたしは正直に頷いた。
「どうだった?楽しかった?」
「うん」
「藤原くんは?」
「家の前まで送ってくれてもう帰ったよ」
「えー、そうなの?せっかくだし夕飯うちで食べて行ってもらえばよかったのに!」
残念そうな母に苦笑いを浮かべていると、スマホが音を立てて鳴った。
「あっ」
メッセージは藤原くんからだった。
『おつかれー!結衣、めっちゃいい笑顔』
そんなメッセージと一緒に猫カフェで猫とたわむれるわたしの写真を送ってくれた。
「えっ、猫?可愛い!見せて見せて!」
興奮する母の後ろで父が首を伸ばして遠慮がちにスマホの画面を覗き込んでいる。
「それにしても、結衣ってば楽しそうね」
「うん。あっ、あのね、わたし……今日笑えたの」
「え?」
「藤原くんと一緒にいるときにね、ふふって声に出して笑えたの!」
「そうなの?よかったじゃない!すごいわ、結衣!」
手を叩いて喜ぶ母と驚いた表情を浮かべながらも嬉しそうな父。
「藤原くんと一緒にいると安心するのね」
「うん……」
ちょっぴり恥ずかしかったけれど、わたしは正直に頷いた。