「だから、明日土曜日じゃん?」

そうだね。頷くと、藤原くんがその場に立ち止まった。

「明日、暇?」

真剣な表情の藤原くん。

え、えっ、えっ、え?え!?

唐突なその言葉に思わず口をポカンッと開ける。

まさかの突然のお誘いにわたしはうまく答えることができず、小さく頷くことしかできなかった。