私の世界を変えてくれた君へ。
第一章

はじまり



雲一つない真っ青な空は手を伸ばせばすぐに触れられそうなほど近くに感じる。

もちろん、触ることなんてできないけれど。

どうしてこんなことになってしまっているんだろう。

わたしの人生はいったい何だったんだろう。生きる意味も分からず今日まで過ごしてきた。

ずっと斜め45度の世界で生きてきたわたしが顔を持ちあがるタイミング今だなんてあま
りにも皮肉だ。

太陽の日差しが顔を痛いぐらいに照らす。

眩しい。この世界は眩しすぎる。

でも、これでようやくわたしは全ての痛みや苦しみから解放される。

そっと目を閉じる。喧騒が消え失せていく。わたしの目から一筋の涙が零れ落ちた。

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