冒険者ギルドに登録したあと依頼が書かれた紙が貼ってあるボードの前で立ち止まると一枚の紙を選ぶ。
 「クリフ、今日はまずFランクの薬草リステアの採集依頼を受けるぞ。」
 そう言うと紙を受付に持っていく。
 「薬草採集依頼ですね?薬草リステア100本採集、報酬は200シアナこれでよろしいですか?」
 「あぁ、お願いする。」
  依頼を受けるとクライブは
 「まずは薬草採集依頼を受けたが、冒険者登録したらFランクから始まり依頼をこなしていくがFランクだと薬草採集かスライムやゴブリンの低ランクの魔物の討伐依頼があるが討伐依頼を受けていなくても、素材の買い取りはして貰える、そして薬草採集依頼で向かうミストレルの森にはスライムやゴブリンが出るため武器屋に寄ってクリフの武器と防具を買うぞ。」

 そう言って武器屋に向かう。武器屋に入ると若い男がカウンターにいる。若い男は僕達が入ってきたことに気づく、すると
 「いらっしゃいませ、今日はどういった御用でしようか?」
 「やぁクリスト、今日はこいつの武器と防具を買いに来たんだが、親父さんは留守かい?」
 「えぇ、父さんは今、武器作りに必要な素材がきれたので冒険者ギルドに採取依頼を出しに行ってます。」
 「そうか、入れ違いになったかそれじゃぁ勝手に選ばせてもらうよ!?」
 師匠はそう言うとまずは武器の並んでいる所まで移動する。そしてショートソードを手に取ると、
 「クリフ、これを手に持ってみて君の身を守る武器だから扱いやすい物をえらんでくれ。」
 そう言われ慎重に選ぶ、そして次に防具選びにうつる、革製の鎧と盾、ブーツなどをあわせていく。
 「クリフは成長過程にあるから用はすこし大き目の物を選ぶようにしないと。」
 そう言って防具を選び終えるとちょうど武器屋の店主のグレアムが戻って来た。
 「クライブ、セシリア久しぶり今日は何しにうちの店に?」
 彼も師匠達にそう聞くと、師匠は僕の事を紹介する。
「やぁ、彼はクリフ・ライトフェロー今日から冒険者ギルドに登録して、依頼を受けるから彼の装備を買いに来たんだ。」
 「ライトフェローってもしかして領主さまのクリフお坊ちゃんですか?」
 「はじめまして、クリフライトフェローと言います、今日から冒険者として依頼を受けるのでこれから偶にこのお店のお世話になると思うのでよろしくお願いしますね?!」
 「これはクリフ様、こちらこそ伯爵家の方々と私設騎士団の方々にはお世話になっていますのでクリフ様には上質な装備をご用意しますのでぜひ御贔屓ください。」
 「ありがとう、こちらこそよろしく、そうだ実は僕は将来魔道具や薬品、などのアイテム作りをする魔工師になりたいんだけど、その為の技術を教えてくれる人を紹介してください。」
 「そうですか、分かりました俺の知り合いでドワーフの鍛冶屋でガーラントってやつがいるから訪ねて見ればいいですよ。」
 「ありがとうございます、依頼を終えたら早速たずねてみますね。」
 そういって買い揃えた装備品を受け取ると依頼の薬草採取の為近くの森に向かった森につくと師匠から注意点の説明を受ける。
 「クリフ薬草を採取するときは根っこを残す為にナイフなどで茎の部分を切り取って採取してください。」
 師匠達の説明通りに採取していく。すると
クリフが薬草採取をしているとスライムが現れる。スライムが体当たりしてきたが買ったばかりのショートソードを抜きスライムを真っ二つに切って捨てる。するとスライムの核とスライムゼリーがドロップされた。それをアイテムバッグにしまい採取を続ける、その後も採取作業中にスライムやゴブリンと遭遇し倒して行くするとスライムとゴブリンを10匹倒したときレベル2にアップした。
  クリフ・ライトフェロー
職業 錬金術師
LV 1→2
HP 58→75
MP 135→168

体力  68→89
筋力  45→74
知力  35→57
魔力  46→68
敏捷度 38→57
器用度 48→67

スキル 剣術    1
    錬金術   1
    鍛治    1
    魔力感知
    無限知識(知識神の加護による取得)
    全属性魔法 1
    創造魔法 5(創造神の加護による取得)
    完全偽装  10
    必要経験値軽減
    獲得経験値増加 

加護  技巧神の加護
    知識神の加護
    魔法神の加護
    剣神の加護
    創造神の加護
 そうするうちに依頼された必要な採取数を達成したため冒険者ギルドに依頼達成の報告に向かう。

 「薬草採取依頼が終わったので処理してください。」
 冒険者ギルドの受付に声をかける。そして冒険者登録の時に対応してくれたカトレアさんが確認してくれる。
 「たしかに薬草100本確認しました。それではこれが報酬の200シアナです。」
 報酬を受け取り冒険者ギルドを後にする。
 「クリフ、まだ時間があるからすこし付き合ってくれ。」
 師匠はそういうとある店に案内された。
 「この店は俺たちのよく利用している錬金術工房だ。」
 そう言って店に入って行く。
 「いらっしゃいませ、おや?クライブさんセシリアさんお久しぶりですね、今日はどうしたんですか?」
 「やぁライル久しぶり!実は君に頼みたい事があってね!」 
 そう言って僕のことを彼の前に引き出した。
 「こいつはクリフこいつは将来魔工師に成りたいらしい、だからアンタに錬金術を教えてあげて欲しい。」
 「はじめまして、クリフ・ライトフェローといいます。さきほど師匠の言われたとおり将来は魔工師を目指しています、よろしくお願いします。」
 「ライトフェロー!そうするとライトフェロー伯爵家のご子息様ですか?」
 「はい、ライトフェロー伯爵ライナス・ライトフェローの四男のクリフです。ライルさんそれで弟子入りですがよろしいですか?」
 「はい、もちろんです。」
 「良かったです、それではよろしくお願いします。」
 「ですが弟子入りするからにはそれなりの扱いをさせて頂きます。」
 「はい、結構ですよクライブ師匠やセシリー先生も僕のことを弟子、生徒として接していますから問題ありません。」
 「それでは予定が決まりましたらまたお話しましょう。」
 「はい、それでは失礼しました。」
 その後鍛冶師のガーラントと同じようなやり取りをして、弟子入りした後明日からの予定を決めたのである。