オレの前に、豪華なホテル並みの浴室(ビジネスホテルクラス)が出現した。温泉を作り出したかったが、さすがに密着度から行くとこのくらいが3人で入浴できるギリギリだろう。オレ達は敵に命を狙われている。片時も側を離れるわけにはいかないのだ。
「ついでに脱衣所と洗濯機付きの露天風呂、これで外からは見えることなく、オレだけがリゼットとラシェルの2人を見守る事ができる。オレと彼女達の未来は明るい。体を洗い合って、健康的な体を維持しなければ……」
オレは、風呂の準備を終えて2人が料理を作るのを待っていた。オレが事前に召喚したカレーライスという王道料理を召喚していた事により、リゼットとラシェルの戦いは一気に終了した。2人ともオレの作り出した料理を目の目にして夢中で頬張る。
やはり若者にはカレーライスが一番好物というのは異世界でも定番らしい。ルーという切り札を召喚することができる以上、この世界でオレが料理で負ける事は万に一つもない。
他に作れる料理は味噌汁くらいだが、それも味噌を召喚する事で最強レベルのスープと化していた。インスタント味噌汁でも良かったが、さすがにこれ以上手抜きをしたら、彼女らにネタがバレてしまう。
彼女達がオレの料理を堪能している以上、危険な知識を持たせる必要もない。カレーライスという素晴らしい料理が作れるのは、世界でオレ1人で充分なのだ。彼女達がオレの作った料理を恋しがる事も、平和のためには必要な条件となっていた。
「くう、美味しい……。どうしてこんなに絶妙な辛さを演出できるの? 辛いのに何倍でもご飯が美味しくいただけるわ。おかわり!」
「はいはい、太らないようにしてくださいよ、お姫様。オレにとっても大切な体なんですから、その巨乳とスタイルを維持してもらわないと……。太っても可愛いとは思うけど、さすがに限度がありますからね」
「煩いわね、私はいくら食べても太らない体質なのよ。MP(マジックポイント)を使えば、相当量のカロリー消費を必要とするわ。運動選手並みに鍛えているのよ。MP(マジックポイント)も王族だからこそ容量も相当量あるしね」
「やはり、この世界にもMP(マジックポイント)はあるのか。でも、オレはバンバンスペルを唱えているはずなのに、MP(マジックポイント)が減ってる気がしないぞ。疲れたと感じることさえもない」
リゼットは、カレーのおかわりを受け取って、スプーンですくって食べる。熱いのか、自分でふーふーさせて食べていた。オレも、その行動を見てふーふーしてもらいたくなる。自分の母親とかはNGだけど、夫婦となるもの同士にはふーふーは必須の行為のように思えた。
「そりゃあ、あなたは異世界転移者だもの。異世界転移者は、なんらかのスキルを無条件で身に付けられるのよ。あなたの場合は、MP(マジックポイント)無尽蔵とかじゃないかしら? でなければ、私が無理してまであなたを召喚した意味がなくなるし……」
リゼットは、暑いのか汗を拭って、髪をかきあげていた。滴る汗が聖水のように見えて舐めとってしまいたいと感じさせる。彼女の頰から汗が滴って、オッパイまで流れるをジッと見ていた。危うく会話を途切れさせてしまうところだったが、なんとか会話を続ける。
「……。なんだって!? じゃあ、オレにMP(マジックポイント)を考えて戦う必要はないのか。それなら相当無双できるじゃないか! そんな強過ぎて大丈夫なのか?」
「ご心配無く。さすがに、MP(マジックポイント)だけが強さの数値ではないわ。スペルを唱えている間に瞬殺する事もできるし、スペル無効の効果とかもあるから無双できるかどうかは相手と状況次第ね。
私だったら、あなたとMP(マジックポイント)だけでもほぼ互角レベルだけど。無尽蔵ではないにしても、数時間続けて戦えるだけのスタミナはあるつもりよ。経験とスペルセンスの差で私の勝ちは決まりだろうけどね!」
リゼットは、オレを認めてくれたようだ。ほぼライバル宣言とも聞こえる皮肉を口にしている。ここは、彼女の作った料理を褒めて関係を仲良くしておいた方が良さそうだ。いくら無敵に近いオレとはいえ、愛する女の子に嫌われたら辛い。
「料理もほぼ互角だよな。このロールキャベツ、超美味いよ♡」
「うん、ありがとう♡ 練習しておいた甲斐があったわ。花嫁修行で一通りの西洋料理はできるつもりよ。また今度、別の料理を作ってあげるわ」
こうして、オレとリゼットはラブラブな新婚生活みたいな感じになっていた。アーンこそしてもらってないが、この感じは萌える。次は、お風呂場で裸の付き合いをしようと思っていると、思わぬ伏兵が現れた。
「私のポトフも食べて欲しいな♡」
「ラシェルか。悪いが、オレとリゼットとのレベルには及ばないだろう。だが、オレが美味しいと感じれば、一緒にお風呂に入る許可を許してやろう。本当は、2人でゆっくり入るつもりだったんだけどな……」
「うん、頑張った!」
ラシェルは、オレの口に無理矢理ポトフを突っ込む。まるでオレの口の動きを予想していたかのごとく、一瞬にして口元にニンジンを滑り込ませた。程よい硬さと甘さに、彼女の料理のレベルを瞬時にして理解した。
「美味い……」
「良かった♡」
ラシェルは顔を赤らめて喜んでいるが、オレのカレーに匹敵する旨さだった。味付け、歯ごたえ、盛り付けなど、12歳の小娘にできる芸当ではない。プロの料理人か、それに匹敵する旨さだった。リゼットはその理由をオレに告げる。
「まさか、オレを美味いと言わせるとは……」
「あの子、いろいろな肉を使って料理の研究をしているからね。処刑した生き物の肉をどうやって美味しく作るか研究してるみたい。さすがに、この料理には肉は入っていないけど、料理は毎日しているみたいよ」
「処刑した生き物の肉を食べてるのか……、怖い!」
ラシェルという女の子は、超絶可愛い顔しているが、文字通りの意味で多くの男を食ってきた女なのだ。その体は、男達の屍の上にできあがっているのだ。ちっぱいで成長しないのは、そのせいなのだろうか? 真相は明らかになっていないし、したくない。
「まあ、2人ともオレと一緒に入浴できる権利を得たわけだ。さて、ラシェルはオレの背中を、リゼットはオレの前の方を洗ってもらおうか?」
オレの男らしい脱ぎっぷりに2人とのキョトンとした顔をする。いきなり目の前に男らしい肉体が姿を現したのだ。普通の女の子なら、キャーとか言って騒ぐのが当たり前だが、2人は動じていない。男達に囲まれて育った影響だろうか?
「別に良いけど、勝手に決めるのは勘弁して欲しいわ。まあ、仕様人の代わりに体を洗う許可をしてあげるわ。ただし、背中だけよ。後、前は自分で洗いなさいよ!」
「よろしこ……、噛んだ……」
リゼットは、オレに体を洗わせて、自分は動かないつもりのようだ。ラシェルがオレの背中を見て、大切な体を触るように愛撫して来た。丁寧にゆっくりと洗ってくれるらしい。2人ともタオルを持参して、オレと一緒に浴室の方へ移動していた。
「言っとくけど、変なところを触ったら、一気にスペル魔法で潰すからそのつもりで!」
「私は、良いよ。ちっぱいを触っても……。もしかしたら大きくなるかもしれないし……」
ラシェルは、チラリとちっぱいを俺に見せ付ける。ワザとでは無いようだが、巧みな誘惑だった。わずか一瞬だったが、俺の脳裏に彼女の魅力を刻み込むには充分過ぎる時間だった。リゼットは、ラシェルの恐るべき破壊力に驚愕し始めていた。
(くう、このままでは負ける……。智樹が敵に回るのは避けたい。こうなったら、私も可能な限りサービスするしかないのかしら? とりあえず、オッパイまでは触らせてあげても良いわ……)
リゼットは少し躊躇しているが、それでもオッパイを俺の腕に押し付けて誘惑してくる。ポヨンという感触が俺の腕に当たり、一瞬でラシェルの誘惑を打ち消していた。服を着ている状態でこの誘惑レベル、風呂に入ったら俺は負けるかもしれない。
俺の脳裏に悩殺という言葉が過ぎる。だが、男として両手に美女を抱えた状態で逃げるなどという恥ずかしい事は出来なかった。ここで逃げるくらいなら、大人しく敗北して死を選ぶくらいの覚悟で風呂場という戦場に向かう。果たして、この勝負に勝つのは誰であろうか?
「ついでに脱衣所と洗濯機付きの露天風呂、これで外からは見えることなく、オレだけがリゼットとラシェルの2人を見守る事ができる。オレと彼女達の未来は明るい。体を洗い合って、健康的な体を維持しなければ……」
オレは、風呂の準備を終えて2人が料理を作るのを待っていた。オレが事前に召喚したカレーライスという王道料理を召喚していた事により、リゼットとラシェルの戦いは一気に終了した。2人ともオレの作り出した料理を目の目にして夢中で頬張る。
やはり若者にはカレーライスが一番好物というのは異世界でも定番らしい。ルーという切り札を召喚することができる以上、この世界でオレが料理で負ける事は万に一つもない。
他に作れる料理は味噌汁くらいだが、それも味噌を召喚する事で最強レベルのスープと化していた。インスタント味噌汁でも良かったが、さすがにこれ以上手抜きをしたら、彼女らにネタがバレてしまう。
彼女達がオレの料理を堪能している以上、危険な知識を持たせる必要もない。カレーライスという素晴らしい料理が作れるのは、世界でオレ1人で充分なのだ。彼女達がオレの作った料理を恋しがる事も、平和のためには必要な条件となっていた。
「くう、美味しい……。どうしてこんなに絶妙な辛さを演出できるの? 辛いのに何倍でもご飯が美味しくいただけるわ。おかわり!」
「はいはい、太らないようにしてくださいよ、お姫様。オレにとっても大切な体なんですから、その巨乳とスタイルを維持してもらわないと……。太っても可愛いとは思うけど、さすがに限度がありますからね」
「煩いわね、私はいくら食べても太らない体質なのよ。MP(マジックポイント)を使えば、相当量のカロリー消費を必要とするわ。運動選手並みに鍛えているのよ。MP(マジックポイント)も王族だからこそ容量も相当量あるしね」
「やはり、この世界にもMP(マジックポイント)はあるのか。でも、オレはバンバンスペルを唱えているはずなのに、MP(マジックポイント)が減ってる気がしないぞ。疲れたと感じることさえもない」
リゼットは、カレーのおかわりを受け取って、スプーンですくって食べる。熱いのか、自分でふーふーさせて食べていた。オレも、その行動を見てふーふーしてもらいたくなる。自分の母親とかはNGだけど、夫婦となるもの同士にはふーふーは必須の行為のように思えた。
「そりゃあ、あなたは異世界転移者だもの。異世界転移者は、なんらかのスキルを無条件で身に付けられるのよ。あなたの場合は、MP(マジックポイント)無尽蔵とかじゃないかしら? でなければ、私が無理してまであなたを召喚した意味がなくなるし……」
リゼットは、暑いのか汗を拭って、髪をかきあげていた。滴る汗が聖水のように見えて舐めとってしまいたいと感じさせる。彼女の頰から汗が滴って、オッパイまで流れるをジッと見ていた。危うく会話を途切れさせてしまうところだったが、なんとか会話を続ける。
「……。なんだって!? じゃあ、オレにMP(マジックポイント)を考えて戦う必要はないのか。それなら相当無双できるじゃないか! そんな強過ぎて大丈夫なのか?」
「ご心配無く。さすがに、MP(マジックポイント)だけが強さの数値ではないわ。スペルを唱えている間に瞬殺する事もできるし、スペル無効の効果とかもあるから無双できるかどうかは相手と状況次第ね。
私だったら、あなたとMP(マジックポイント)だけでもほぼ互角レベルだけど。無尽蔵ではないにしても、数時間続けて戦えるだけのスタミナはあるつもりよ。経験とスペルセンスの差で私の勝ちは決まりだろうけどね!」
リゼットは、オレを認めてくれたようだ。ほぼライバル宣言とも聞こえる皮肉を口にしている。ここは、彼女の作った料理を褒めて関係を仲良くしておいた方が良さそうだ。いくら無敵に近いオレとはいえ、愛する女の子に嫌われたら辛い。
「料理もほぼ互角だよな。このロールキャベツ、超美味いよ♡」
「うん、ありがとう♡ 練習しておいた甲斐があったわ。花嫁修行で一通りの西洋料理はできるつもりよ。また今度、別の料理を作ってあげるわ」
こうして、オレとリゼットはラブラブな新婚生活みたいな感じになっていた。アーンこそしてもらってないが、この感じは萌える。次は、お風呂場で裸の付き合いをしようと思っていると、思わぬ伏兵が現れた。
「私のポトフも食べて欲しいな♡」
「ラシェルか。悪いが、オレとリゼットとのレベルには及ばないだろう。だが、オレが美味しいと感じれば、一緒にお風呂に入る許可を許してやろう。本当は、2人でゆっくり入るつもりだったんだけどな……」
「うん、頑張った!」
ラシェルは、オレの口に無理矢理ポトフを突っ込む。まるでオレの口の動きを予想していたかのごとく、一瞬にして口元にニンジンを滑り込ませた。程よい硬さと甘さに、彼女の料理のレベルを瞬時にして理解した。
「美味い……」
「良かった♡」
ラシェルは顔を赤らめて喜んでいるが、オレのカレーに匹敵する旨さだった。味付け、歯ごたえ、盛り付けなど、12歳の小娘にできる芸当ではない。プロの料理人か、それに匹敵する旨さだった。リゼットはその理由をオレに告げる。
「まさか、オレを美味いと言わせるとは……」
「あの子、いろいろな肉を使って料理の研究をしているからね。処刑した生き物の肉をどうやって美味しく作るか研究してるみたい。さすがに、この料理には肉は入っていないけど、料理は毎日しているみたいよ」
「処刑した生き物の肉を食べてるのか……、怖い!」
ラシェルという女の子は、超絶可愛い顔しているが、文字通りの意味で多くの男を食ってきた女なのだ。その体は、男達の屍の上にできあがっているのだ。ちっぱいで成長しないのは、そのせいなのだろうか? 真相は明らかになっていないし、したくない。
「まあ、2人ともオレと一緒に入浴できる権利を得たわけだ。さて、ラシェルはオレの背中を、リゼットはオレの前の方を洗ってもらおうか?」
オレの男らしい脱ぎっぷりに2人とのキョトンとした顔をする。いきなり目の前に男らしい肉体が姿を現したのだ。普通の女の子なら、キャーとか言って騒ぐのが当たり前だが、2人は動じていない。男達に囲まれて育った影響だろうか?
「別に良いけど、勝手に決めるのは勘弁して欲しいわ。まあ、仕様人の代わりに体を洗う許可をしてあげるわ。ただし、背中だけよ。後、前は自分で洗いなさいよ!」
「よろしこ……、噛んだ……」
リゼットは、オレに体を洗わせて、自分は動かないつもりのようだ。ラシェルがオレの背中を見て、大切な体を触るように愛撫して来た。丁寧にゆっくりと洗ってくれるらしい。2人ともタオルを持参して、オレと一緒に浴室の方へ移動していた。
「言っとくけど、変なところを触ったら、一気にスペル魔法で潰すからそのつもりで!」
「私は、良いよ。ちっぱいを触っても……。もしかしたら大きくなるかもしれないし……」
ラシェルは、チラリとちっぱいを俺に見せ付ける。ワザとでは無いようだが、巧みな誘惑だった。わずか一瞬だったが、俺の脳裏に彼女の魅力を刻み込むには充分過ぎる時間だった。リゼットは、ラシェルの恐るべき破壊力に驚愕し始めていた。
(くう、このままでは負ける……。智樹が敵に回るのは避けたい。こうなったら、私も可能な限りサービスするしかないのかしら? とりあえず、オッパイまでは触らせてあげても良いわ……)
リゼットは少し躊躇しているが、それでもオッパイを俺の腕に押し付けて誘惑してくる。ポヨンという感触が俺の腕に当たり、一瞬でラシェルの誘惑を打ち消していた。服を着ている状態でこの誘惑レベル、風呂に入ったら俺は負けるかもしれない。
俺の脳裏に悩殺という言葉が過ぎる。だが、男として両手に美女を抱えた状態で逃げるなどという恥ずかしい事は出来なかった。ここで逃げるくらいなら、大人しく敗北して死を選ぶくらいの覚悟で風呂場という戦場に向かう。果たして、この勝負に勝つのは誰であろうか?