あれから1ヶ月経ち、公園には何度も行っているが、おじいさんに会うことはなかった。




またある雨の日。


いつものように本を読んでいると、しだいに雨は強くなり雷が鳴り出した。



「結構降ってきたなぁ。どうしよう」



帰ろうか、でも、この雨じゃ傘をさしていてもびしょ濡れになるかも…



そう思い悩んでいると、雷がベンチの屋根に落ち、周りが光に包まれた。



その瞬間、私は意識がとんだ。