「で、誠斗はなんでそんなに急いでるの?」
「急ぐ?」
「同棲って家も近くて一緒に通学もしてるのにさ、もはや俺にはいつでもヤれるってことしか思いつかねぇけどな」
「保の頭はそれしかないんだろ?(笑)そういうんじゃないんだよな、もう舞衣ともっと一緒にいたいんだよ、俺の環境は多分それに適してるって思っただけ、遠くて会えないから少しでも一緒にいたいってパターンもあるかもだけど近いからこそできることもあると考えたんだよ」
「どういうこと?」
「お互いの家にすぐ行き来できるし親も二人の交際は認めてくれてる、後は二人が卒業して仕事して結婚するだけだろ?それが一緒にいる時間が少し増えるっていいことだと思わない?だから決めた」
「金はどうするんだよ」
「俺が大学行く予定だった貯金をくれるって、卒業までの援助はしてくれる」
「はぁ、めっちゃいいじゃん、リカの家も金持ちみたいだけど誠斗んちも金持ち?」
「一応社長の息子」
「ボンボンかよ、うらやましいな」
「なのに誠斗は就職するのか?」
「うん実業団に弓道で行きたい、お誘いはきてる、後はそれこそ無理をせず怪我をしなければ……信也みたいに身体を張るスポーツじゃないから、でも肩は痛めたし気を付けようと思ってるよ」
「はぁ、誠斗も信也も将来のこと考えてえらいな、俺なんて何も考えてないし」
「それが普通だと思うよ、保は今は俺が出来なくなった部活を一生懸命したらいいと思う」
「そっかな~、無難に大学は出ときたいなくらいしか思わないわ、リカのこと好きだけど誠斗みたいに結婚を意識してる訳じゃないし、もし結婚するならちゃんと生活できるようになりたいしな」
「考えてるじゃん(笑)」
「……今、思っただけだよ」
夜8時を迎えて信也の快気祝いはお開きとなった
そして次の日の午後、誠斗の実家に両家は集まった
「この度は息子がとんでもない事を言い出してびっくりしたことと思います、大事な一人娘さんを」
「こちらも誠斗くんは実の息子のように思ってていずれは舞衣の婿にはなってほしいと思ってまして」
「それなら何の問題もないんじゃないですか?」
「こら、こういうことは慎重にだな、あっ長男の優吾(ゆうご)です」
「園田優吾です、二人の生活は私も隣で気にするようにしますので誠斗のわがままを許してやってください、誠斗はうちの嫁の為になんて言ってますがそこはお気になさらず、誠斗が舞衣ちゃんともっと一緒にいたいだけのことですから」
「兄貴、恥ずかしいから」
「舞衣ちゃん、でも私も嬉しいのよ、よろしくね」
「はい、お義姉さん」
「急ぐ?」
「同棲って家も近くて一緒に通学もしてるのにさ、もはや俺にはいつでもヤれるってことしか思いつかねぇけどな」
「保の頭はそれしかないんだろ?(笑)そういうんじゃないんだよな、もう舞衣ともっと一緒にいたいんだよ、俺の環境は多分それに適してるって思っただけ、遠くて会えないから少しでも一緒にいたいってパターンもあるかもだけど近いからこそできることもあると考えたんだよ」
「どういうこと?」
「お互いの家にすぐ行き来できるし親も二人の交際は認めてくれてる、後は二人が卒業して仕事して結婚するだけだろ?それが一緒にいる時間が少し増えるっていいことだと思わない?だから決めた」
「金はどうするんだよ」
「俺が大学行く予定だった貯金をくれるって、卒業までの援助はしてくれる」
「はぁ、めっちゃいいじゃん、リカの家も金持ちみたいだけど誠斗んちも金持ち?」
「一応社長の息子」
「ボンボンかよ、うらやましいな」
「なのに誠斗は就職するのか?」
「うん実業団に弓道で行きたい、お誘いはきてる、後はそれこそ無理をせず怪我をしなければ……信也みたいに身体を張るスポーツじゃないから、でも肩は痛めたし気を付けようと思ってるよ」
「はぁ、誠斗も信也も将来のこと考えてえらいな、俺なんて何も考えてないし」
「それが普通だと思うよ、保は今は俺が出来なくなった部活を一生懸命したらいいと思う」
「そっかな~、無難に大学は出ときたいなくらいしか思わないわ、リカのこと好きだけど誠斗みたいに結婚を意識してる訳じゃないし、もし結婚するならちゃんと生活できるようになりたいしな」
「考えてるじゃん(笑)」
「……今、思っただけだよ」
夜8時を迎えて信也の快気祝いはお開きとなった
そして次の日の午後、誠斗の実家に両家は集まった
「この度は息子がとんでもない事を言い出してびっくりしたことと思います、大事な一人娘さんを」
「こちらも誠斗くんは実の息子のように思ってていずれは舞衣の婿にはなってほしいと思ってまして」
「それなら何の問題もないんじゃないですか?」
「こら、こういうことは慎重にだな、あっ長男の優吾(ゆうご)です」
「園田優吾です、二人の生活は私も隣で気にするようにしますので誠斗のわがままを許してやってください、誠斗はうちの嫁の為になんて言ってますがそこはお気になさらず、誠斗が舞衣ちゃんともっと一緒にいたいだけのことですから」
「兄貴、恥ずかしいから」
「舞衣ちゃん、でも私も嬉しいのよ、よろしくね」
「はい、お義姉さん」



