一目惚れ♥️だそうです

「俺は友達として戻って欲しいけど、やっぱりさっき俺が明日練習試合ってリカに話した時に、どこの学校とする?とか鶴原でするなら見に行こうかなとか言うのかと思ったけど全然話聞いてなかったからもう興味なくなったのかなとはさっき少し感じた」

「……保は一番仲いいし寂しいよね」

リカは保の手を握った

「保や哲也といるのは楽しいよ、他の一年部員とも仲はいいけど……」

「……ん、私寝てた」

舞衣が目を覚ました

「ごめん、お腹一杯になったら寝てたね、エヘッ」

みんな舞衣の方を見る

「何?」

「舞衣の意見も聞かないとな、せっかくいるんだから」

「舞衣の意見?」

信也は肩の完治に一年かかることを話した

「言ってもいいの?」

「うん」

「まずは足と肩を完全に治すことが一番大事だと思う、もし完治して戻りたいなら休部届けを出して今の中途半端な位置をどうにかすることだし、辞めるのもありだと思う」

「舞衣……」

「身体を治さないと気分も全然違うし治ってからまた何かやりたいことが変わってくるかもしれないし、ラグビーやりたくなったらまたすればいいし、他のスポーツの選択肢も充分ありと舞衣は思うなあ」

みんなは舞衣の話すのをじっと聞いてた

「あれ?おかしいこといった?」

「舞衣は中々はっきり言うなあと思って(笑)」

「えっ、みんなが何言ったかわかんないから……」

「武田さんの言葉が一番グサッときたな」

「舞衣らしい(笑)」

「えっ佐知、そっちのほうが意味わかんないよ」

「武田さんはバドミントン辞めようとは思わなかった?」

「何回も思ったよ、勝てないし、みんな身体大きくなっていくし、楽しくなかった」

「何でじゃあ辞めなかったの」

「舞衣は小学校からやってたから中学入るとき入部迷ったよ、他のスポーツもやりたくて、はっきりいって中学は嫌々入った(笑)でも入ってからは一番上手いでしょ、何か小学校の時に負けて嫌になってたところにみんな初心者だけの中の優越感?また楽しくなってきたんだー」

「うわっ、意外と単純ね舞衣」

「いやー、誠斗につられて弓道部に入ったリカに言われたくないわ~」

「何よ、もう過ぎたこと蒸し返してー」

「こらこら、舞衣」

「誠斗、だってリカがー」

誠斗にひっつく

「辞めてもいいかな?俺……」

「信ちゃん……」

「マネージャーとして残る選択肢は消えたってことか?」

「保には悪いけど、練習みてたらやりたいって思うかもしれないって頭をよぎることはあった、確かに武田さんの休部の方向は思いつかなかったけど……最近、ホントに最近なんだけど、リハビリしてて先生が一生懸命なんだよな、早くよくなってほしいって思いが伝わってくるんだよ、理学療法士になりたいかなって頭の中にあるんだ」

「それは将来的にもいい考えだと思うよ、怪我したからこそ患者の気持ちもわかるし、信也の話し方って優しいからさ、患者にも受け入れられると思う」

「園田、優しいっていうか軽いの」

「さっちゃん(笑)」