一目惚れ♥️だそうです

「でも、その女は林先輩を結果的には振ったんだからお前とも付き合ってはないわけだし」

「うん、まあ会話を見たんだろうな、実際一度会ってるし約束してる文章みたら勘違いされてもおかしくはない」

「でも信也は悪くない!誘って彼氏いるのに遊んだのは女のほうだし、会ってっていったのも向こうじゃん、もう先輩に冷めてたんだよ」

「結局は、さっちゃんの画像を上げたことで先輩に誤解されたわけで……」

「だから暫く人と連絡を断ちたかったってこと?」

「そう……」

「まあ……リカと一緒だな、考えると、園田と付き合ってたのに武田さんのことを好きになってリカに好きな人ができたから別れたいって言ったらしいからな」

「そうなのか?」

「うん、リカから聞いてた、最初は武田さんに嫌みもいってたらしい、でも話しているうちに好きになったんだって、で園田のことを諦めたって、そのおかげで俺もリカも今は幸せなんだから信也も自分のせいなんて思うなよな」

「まあ、そんな話を聞くと前向きになれた感じがする、俺は自分が声かけたことによって一組のカップルを壊してしまったんじゃないかなって思っててそれなのに自分は彼女できて嬉しそうにアップしたからさ……」

「そっか、話してよかった」

「うんありがとう、これでさっちゃんとも進める気がする」

「でもお前、頭にキスしてたし横になってたじゃん、もうヤってるのかと思った」

「怪我してるのに?(笑)あれは母親同士会うことになってさっちゃんの家で俺が寝てしまったんだけどさっちゃんも座って寝てたら父親が帰ってきて俺の隣に寝させたんだよ、俺は音で起きて父親出ていってから勝手に撮った写真(笑)」

「父親が男の横に寝さすって(笑)」

「足も肩も悪いから手は出せないと思ったんじゃないかな」

「なるほど、無理するなよ」

「年明けてギプスを外したら攻めるよ、母さんいないときに……二人だぜ、下半身大事だろ(笑)」

「俺はやる場所なくて欲求不満だよー(笑)」

「俺んちに遊びにくればいいよ、俺の部屋貸してやる」

「マジか、やったー、信也の退院祝いで集まろうぜ」

「いいよ」

やっと信也の考えてることがわかって俺もすっきりした
やっぱり話さなきゃな
コンコン、ドアがあく

「あれ、安西くん来てくれてたの?」

「うん、術後のほうがいいかなと思ってさ哲也と部活終わってから来た」

「澤田は?」

「少し前に帰ったよ、聞いたよ塾いってるんだって?」

「うん私もゆっくりしたいんだけどね(笑)」

「夕食食べさせてもらうんだ、右手使えないから」

「へぇーーー、思い切り甘えてるじゃんか」

「いやー将来の勉強のためだよな?」

「もう、そう思うことにした(笑)、看護師になりたいの、だから世話してるよ」

「下の世話もしてんの?」

佐知は赤くなった