一目惚れ♥️だそうです

「塾行ってるのか」

「うん、大学行きたいんだって」

「あっ、俺悪いけど帰るな、買い物頼まれてんだよ」

「ああ、サンキュー」

哲也は先に帰っていった

「さて、信也、なんですぐ携帯を修理に出さない?」

「……俺さ、さっちゃんが初恋なんだよね……親同士連絡とれなくなってから諦めてたんだけどさ、お前とナンパして女の子と遊んでもさっちゃんと比べちゃって連絡先はたくさん交換したし相手からも結構また会おうっていわれてお前には言ってないけど何人か会った子は実際いたわけ、でもやっぱり付き合いたいとは思わなくて……」

「それは俺だって同じだよ、会ってその日にキスくらいはした女はいたし会った奴もいたぜ、まあ俺もキス以上にはどうしても進めなくて付き合うって感じじゃなかったけどリカは今までの女と違ったし哲也の知り合いだった訳で二人はナンパを断っていたじゃん、ナンパから始まる恋もあるかもしんないけどさ、結局俺らは頭の中ではナンパで彼女を作るってどこか抵抗があったんだと思うよ、まだ高校一年のガキじゃん、暇つぶしだった訳だからさ」

「まあ、確かに声かけてたのは遊びたいからであって彼女を作るって目的ではなかったな」

「俺は合う子がいれば付き合うつもりだったぜ(笑)」

「そっか(笑)」

「でもリカは美人だしすぐいいって思ったな、顔から入ったといってもいいかも一目惚れに近いな、この間リカの元カレの園田と少し話したけど爽やか系で格好いいけど俺のほうがリカに合ってると思ったな、園田は優しすぎる、リカは攻められるほうが好きだぜ」

「誰もお前ののろけ話なんて聞いちゃいねえよ(笑)」

「お前がいないから聞いてくれる奴いないんじゃんか、結構寂しいんだぜ俺的には」

「彼女いるのに?」

「彼女と友達は話すことが違うだろリカのことも自慢したいし、お前のことも知りたいよ、違うか?まだ隠してることあるだろ?」

「隠してる訳ではないけど……林先輩の彼女……ナンパで知り合った女なんだよ、だから俺の連絡先があったんだけど、知り合った時にすでに林先輩と付き合ってたみたいなんだ、俺は相手は知らなかったんだ、彼氏はいるけどって会った時からいってた、その彼女から何回か会おうって言われてて一度は会ったけどやっぱり彼氏いるし好きにもなれなかったけど向こうからは連絡は来てたんだよ、多分先輩より俺のことを気に入ってくれたんだと思う」

「林先輩の彼女ね……」