一目惚れ♥️だそうです

「仕事のこと?」

「まあな、夕食いるなら真利江に言っとけよ」

「うん、さっきばあちゃんに会ってきた、スパゲッティー食べてきたよ」

「そうか、舞衣ちゃん、ゆっくりしていってね」

「はい」

誠斗の離れに入る

「はあ、寒かった、俺寒いのあんまり好きじゃないんだ」

「舞衣が温めてあげるよ」

「お願い」

舞衣は誠斗にキスをしていく

「……んっ」

誠斗は制服を脱いでハンガーにつるす

「早く~」

「もう、舞衣は最近積極的だな(笑)」

「だってぇ久しぶりなんだもん」

「キスは毎日してるのにな」

「もっと激しいの頂戴!」

「外に兄貴いるからあまり声出すなよ」

「はーい(笑)」

舞衣は自分で制服を脱いで誠斗を待つ

「俺が脱がしたかったのに……」

「まだ下着は脱いでません(笑)」

舞衣は両手を伸ばして誠斗にしがみつく

「んっ、」

「舞衣……ずっと一緒にいたい……」

「あっ、無理なこと言わないで……離れたくなくなるから……」

二人は激しく抱き合う

「あっ……んっ……んんん」

誠斗は舞衣の口を手でふさいだ

「だから声……ハアハア」

コクコクと舞衣は頷いた


佐知は信也の入院先に来ていた

「退屈?」

「今はさっちゃんが来てくれるから嬉しい、初めてのクリスマス、プレゼントもデートも出来なくてごめんね」

「治ったらいっぱい遊べるよ(笑)」

「うん、遊びたい」

ラグビーがしたいとは言わないんだ……

「私ね高校入ってから看護師になりたいと思い始めてね、今まで勉強もろくにしてなかったから塾に通ってるんだけど二年からのコース選択を進学コースにしたの」

「進学コースって二つあるじゃん」

「うん、まだどっちに入れるかわからないけど特進入れたら授業が増えるから塾はやめるけどね、信ちゃんはコースは何にしたの?」

「進学」

「何かやりたいことあるの?」

「特にはないかな、まだ漠然と大学行ってどこかへ就職って思ってる」

「そっか、じゃあ同じクラスになれるといいね」

「うん」

「26日まではもうすることないの?」

「うん週末だから先生も休みだし検査はもう終わったあとは待つだけ、さっちゃん、ずっといてね」

「ずっとは無理、面会時間あるもん(笑)」