「えっ、マジか」
「うん、ねっさっちゃん」
「まあ……うん、立てる?」
杖が離れたところに転がっていた
佐知は杖を二本集めて信也に渡す
「澤田、立たしてあげて、あとは私が一緒に降りるから」
「待って、どこかに携帯が……」
佐知は周りを見る
「あったよ……壊れてる」
「マジか、やばっ母さんに怒られる、哲也悪いな、部活行っていいぞ」
「門までついていくよ、鈴木俺の席から鞄もってきてくれ、右手が使えないだろ?」
「うん、信ちゃんのも持ってくるね」
佐知は3組と6組に寄って鞄を持った
哲也がゆっくり抱えて階段を降りる
「悪いな、哲也」
「いや、先輩がおかしいよ勝手に彼女の携帯見て、そんなの信也は友達たくさんいるのに彼女の確認もしないで足の悪い信也を上まで呼び出すなんて」
「一応説明して彼女じゃないってわかってはもらえたよ、ただ肩が痛いだけ、それより、哲也はさっちゃんのこと好きだった?」
「映画行ったからか?」
「うん」
「映画は本当に見たかったんだ、鈴木のことは別に狙ってたとかそういうんじゃないよ」
「哲也のタイプはやっぱり武田さん?」
「まあ、どっちか選ぶならそうだな、もう諦めてはいるけど、でも保が言ったように鈴木がよかったのか?」
「俺の初恋の子なんだよ、金曜日久しぶりに親同士で会って俺らもいて、告白した、調子に乗って投稿するからこんなことになったんだな(笑)」
「信也は悪くないぞ、悪いのは先輩だ」
「騒ぎにするなよ」
「わかった」
佐知と合流して門に行く
「ありがとう、哲也」
「気を付けてな」
「母さん、待たせてごめん、夜から仕事だろ?、病院連れていって、帰りは電車で帰るよ」
「あたし、ついていくよ」
「さっちゃん……」
「何があったの?」
車の中で信也は話した
「はあ、もう、早とちりした先輩もだけどナンパして連絡先交換している信也も反省しなさい、さっちゃんごめんね早速迷惑かけて……」
「いえ、責任持って家に送り届けます」
「レントゲンとるだろうし、お金渡しておくからタクシー使っていいわよ」
「ありがとう」
二人は病院で診察を待つ
先生の判断は足はギプスしてるから予定通り正月明けにはとれるだろうと、しかし肩のほうが前より悪くなってるので手術をしたほうがいいだろうという判断だった、今日だけのことではなく無意識に右手を使ってたんだろうと、そして今日の衝撃で痛みが出たということだった
通っていた整形外科では入院施設がないため紹介状をもらった
帰りのタクシーで佐知に話す
「……入院、手術?」
「うん、明日母さんが帰ってきたら病院いってくるよ、学校は休む」
信也の家につく
「あがって」
「お邪魔します、信ちゃん右手使ってるよ、ドア開ける時」
「あっ、ドアを引っ張る時に左手は不便で体がとおらないからさ、足でドアを支えないといけないし」
「使ってたんだね」
「そうだね(笑)」
リビングの隣に小さな和室があった、階段大変だから今はここで寝てると信也は説明した
制服を着替えさせてもらい和室に座った
「何か暖かいものでも飲む?」
「いいよ、私は大丈夫」
「俺が飲みたい」
「じゃあ入れるよ、何飲む?」
「コーヒー、ブラックで、ケトルがあるだろ、そのまわりに
色々おいてるはず」
「うん、ある、これも両手でしてた?」
「うん、杖を両脇で支えて」
「駄目じゃん」
「ご飯チンするときもレンジが壁に近いからつい……」
「誰かついてないと駄目じゃん」
「これからは、さっちゃんがついててくれる」
「少しだけじゃん、私が帰ったらまたするでしょ」
「だって……風呂だって、トイレだって片手じゃ服も脱げない」
「最初から肩も固定してたらよかったね」
「先生も迷ってたみたい」
「はい、熱いよ」
「サンキュー」
「私、家に電話してくるね」
「うん、ねっさっちゃん」
「まあ……うん、立てる?」
杖が離れたところに転がっていた
佐知は杖を二本集めて信也に渡す
「澤田、立たしてあげて、あとは私が一緒に降りるから」
「待って、どこかに携帯が……」
佐知は周りを見る
「あったよ……壊れてる」
「マジか、やばっ母さんに怒られる、哲也悪いな、部活行っていいぞ」
「門までついていくよ、鈴木俺の席から鞄もってきてくれ、右手が使えないだろ?」
「うん、信ちゃんのも持ってくるね」
佐知は3組と6組に寄って鞄を持った
哲也がゆっくり抱えて階段を降りる
「悪いな、哲也」
「いや、先輩がおかしいよ勝手に彼女の携帯見て、そんなの信也は友達たくさんいるのに彼女の確認もしないで足の悪い信也を上まで呼び出すなんて」
「一応説明して彼女じゃないってわかってはもらえたよ、ただ肩が痛いだけ、それより、哲也はさっちゃんのこと好きだった?」
「映画行ったからか?」
「うん」
「映画は本当に見たかったんだ、鈴木のことは別に狙ってたとかそういうんじゃないよ」
「哲也のタイプはやっぱり武田さん?」
「まあ、どっちか選ぶならそうだな、もう諦めてはいるけど、でも保が言ったように鈴木がよかったのか?」
「俺の初恋の子なんだよ、金曜日久しぶりに親同士で会って俺らもいて、告白した、調子に乗って投稿するからこんなことになったんだな(笑)」
「信也は悪くないぞ、悪いのは先輩だ」
「騒ぎにするなよ」
「わかった」
佐知と合流して門に行く
「ありがとう、哲也」
「気を付けてな」
「母さん、待たせてごめん、夜から仕事だろ?、病院連れていって、帰りは電車で帰るよ」
「あたし、ついていくよ」
「さっちゃん……」
「何があったの?」
車の中で信也は話した
「はあ、もう、早とちりした先輩もだけどナンパして連絡先交換している信也も反省しなさい、さっちゃんごめんね早速迷惑かけて……」
「いえ、責任持って家に送り届けます」
「レントゲンとるだろうし、お金渡しておくからタクシー使っていいわよ」
「ありがとう」
二人は病院で診察を待つ
先生の判断は足はギプスしてるから予定通り正月明けにはとれるだろうと、しかし肩のほうが前より悪くなってるので手術をしたほうがいいだろうという判断だった、今日だけのことではなく無意識に右手を使ってたんだろうと、そして今日の衝撃で痛みが出たということだった
通っていた整形外科では入院施設がないため紹介状をもらった
帰りのタクシーで佐知に話す
「……入院、手術?」
「うん、明日母さんが帰ってきたら病院いってくるよ、学校は休む」
信也の家につく
「あがって」
「お邪魔します、信ちゃん右手使ってるよ、ドア開ける時」
「あっ、ドアを引っ張る時に左手は不便で体がとおらないからさ、足でドアを支えないといけないし」
「使ってたんだね」
「そうだね(笑)」
リビングの隣に小さな和室があった、階段大変だから今はここで寝てると信也は説明した
制服を着替えさせてもらい和室に座った
「何か暖かいものでも飲む?」
「いいよ、私は大丈夫」
「俺が飲みたい」
「じゃあ入れるよ、何飲む?」
「コーヒー、ブラックで、ケトルがあるだろ、そのまわりに
色々おいてるはず」
「うん、ある、これも両手でしてた?」
「うん、杖を両脇で支えて」
「駄目じゃん」
「ご飯チンするときもレンジが壁に近いからつい……」
「誰かついてないと駄目じゃん」
「これからは、さっちゃんがついててくれる」
「少しだけじゃん、私が帰ったらまたするでしょ」
「だって……風呂だって、トイレだって片手じゃ服も脱げない」
「最初から肩も固定してたらよかったね」
「先生も迷ってたみたい」
「はい、熱いよ」
「サンキュー」
「私、家に電話してくるね」



