舞衣は着替えをすませ、誠斗の横にちょこんと座る
「舞衣の新人戦の日、見に行きたかったんだけど審査会があるんだ」
「うん、わかった、あっでもね会場一緒だよ」
「本当に?県の運動公園?」
「そうよ」
「みれるかな~」
「わかんないね、舞衣が頑張って残ってたらいいのか」
「俺ら多分2時過ぎだと思う、あっ、級から先にあるから朝のほうが見れるかも」
「無理しないでね(笑)遅れたら大変だよ、リカとか他の一年も受けるでしょ、見てあげないと」
「うーん」
一時間ほどして父親が戻り四人で食事をして次の日の土曜日の予定を話し合った
誠斗と父親は弓道へ、舞衣と母親はバドミントンへ……
舞衣の新人戦の日、体育館の裏側に弓道場が隣接されている運動公園に来ていた
誠斗の弓道の審査会は級をとる者から射っていき、誠斗は先輩達と段を取るため先に筆記試験を受けた
筆記試験を終えて出てきた誠斗は他の一年と合流する
「もう、実技は終わったのか?」
「ああ、男子は終わった、今から女子」
「頼みがあるんだけど……」
「何?」
「女子の実技が終わる頃電話くれないか?」
「いいけど……」
「隣の体育館にちょっと行ってるから」
「えっ、おい」
誠斗は袴姿で体育館まで走っていった、実は誠斗は走るのは結構苦手だったりするが袴を腰まであげて必死で走った
時計をみると三分で体育館の観客席についた
(どこだろう)
「誠斗くん」
「お母さん」
「舞衣がもしかしたら来るかもしれないから入り口付近で見ててって言われてたの」
「ハアハア、そうですか」
誠斗は母親の隣に座った、バドミントンのユニフォームやジャージの人がうろうろする中、袴姿の誠斗は前を通る人にチラチラと見られていた
「舞衣は?」
「下でスタンばってる、あと三番よばれたら入るわよ、時間大丈夫なの?」
「今、女子なんで終わりそうになったら友達から電話入ることになってます、三分で着きました(笑)」
「そう(笑)試合終了までは見れないかもね」
10分ほどたって舞衣がコールされた
「相手は強いんですか?」
「昨日の団体戦でも当たった相手なのよ、ダブルスは接戦だったわ、まあアドバイスはしといたけど舞衣ができるかどうかよね~」
「アドバイス?」
「私、経験者(笑)」
「そうだったんですね(笑)中学の総体で観たとき、ペアのカバーしてて実力に差があるとは感じてました」
「そうなのよ部員は中学から始めた子しかいなかったからね、高校は今組んでる子は先輩なんだけど舞衣と同じで小学校からしてた子だからそこそこ打てるわ」
最初から接戦になっていた
舞衣のプレーしてるときに一目惚れしたんだよなー
久しぶりに観たけどかっこいい
少し離れたところに鶴原のバドミントン部員が舞衣達を応援していた
「バドミントンはいつでも声援オッケーなんですか?」
「プレー中は駄目なの、でもコートが12コートもあるからどこかで声援はかかってるから弓道と違って賑やかでしょう」
「はい」
試合は1点差で給水タイムに入った
誠斗の携帯がなる
「あっ、やばい戻らないと」
「今なら応援してもいいわよ」
「はい、頑張れー舞衣ー」
舞衣は声に気づいて上を見上げた
(誠斗……袴姿目立ってる(笑)名前呼ばれると恥ずかしいな)
誠斗は大きく手を振っていた
「大好きだよー」
「ぶっ……ゴホゴホ」
ドリンクを口に含んだ瞬間だった
先輩に大丈夫?と背中をさすられ笑われた
「じゃあ、あっ、結果をメールしといて下さい」
「舞衣の新人戦の日、見に行きたかったんだけど審査会があるんだ」
「うん、わかった、あっでもね会場一緒だよ」
「本当に?県の運動公園?」
「そうよ」
「みれるかな~」
「わかんないね、舞衣が頑張って残ってたらいいのか」
「俺ら多分2時過ぎだと思う、あっ、級から先にあるから朝のほうが見れるかも」
「無理しないでね(笑)遅れたら大変だよ、リカとか他の一年も受けるでしょ、見てあげないと」
「うーん」
一時間ほどして父親が戻り四人で食事をして次の日の土曜日の予定を話し合った
誠斗と父親は弓道へ、舞衣と母親はバドミントンへ……
舞衣の新人戦の日、体育館の裏側に弓道場が隣接されている運動公園に来ていた
誠斗の弓道の審査会は級をとる者から射っていき、誠斗は先輩達と段を取るため先に筆記試験を受けた
筆記試験を終えて出てきた誠斗は他の一年と合流する
「もう、実技は終わったのか?」
「ああ、男子は終わった、今から女子」
「頼みがあるんだけど……」
「何?」
「女子の実技が終わる頃電話くれないか?」
「いいけど……」
「隣の体育館にちょっと行ってるから」
「えっ、おい」
誠斗は袴姿で体育館まで走っていった、実は誠斗は走るのは結構苦手だったりするが袴を腰まであげて必死で走った
時計をみると三分で体育館の観客席についた
(どこだろう)
「誠斗くん」
「お母さん」
「舞衣がもしかしたら来るかもしれないから入り口付近で見ててって言われてたの」
「ハアハア、そうですか」
誠斗は母親の隣に座った、バドミントンのユニフォームやジャージの人がうろうろする中、袴姿の誠斗は前を通る人にチラチラと見られていた
「舞衣は?」
「下でスタンばってる、あと三番よばれたら入るわよ、時間大丈夫なの?」
「今、女子なんで終わりそうになったら友達から電話入ることになってます、三分で着きました(笑)」
「そう(笑)試合終了までは見れないかもね」
10分ほどたって舞衣がコールされた
「相手は強いんですか?」
「昨日の団体戦でも当たった相手なのよ、ダブルスは接戦だったわ、まあアドバイスはしといたけど舞衣ができるかどうかよね~」
「アドバイス?」
「私、経験者(笑)」
「そうだったんですね(笑)中学の総体で観たとき、ペアのカバーしてて実力に差があるとは感じてました」
「そうなのよ部員は中学から始めた子しかいなかったからね、高校は今組んでる子は先輩なんだけど舞衣と同じで小学校からしてた子だからそこそこ打てるわ」
最初から接戦になっていた
舞衣のプレーしてるときに一目惚れしたんだよなー
久しぶりに観たけどかっこいい
少し離れたところに鶴原のバドミントン部員が舞衣達を応援していた
「バドミントンはいつでも声援オッケーなんですか?」
「プレー中は駄目なの、でもコートが12コートもあるからどこかで声援はかかってるから弓道と違って賑やかでしょう」
「はい」
試合は1点差で給水タイムに入った
誠斗の携帯がなる
「あっ、やばい戻らないと」
「今なら応援してもいいわよ」
「はい、頑張れー舞衣ー」
舞衣は声に気づいて上を見上げた
(誠斗……袴姿目立ってる(笑)名前呼ばれると恥ずかしいな)
誠斗は大きく手を振っていた
「大好きだよー」
「ぶっ……ゴホゴホ」
ドリンクを口に含んだ瞬間だった
先輩に大丈夫?と背中をさすられ笑われた
「じゃあ、あっ、結果をメールしといて下さい」