リカからメールが入る
‘誠斗の家、さくら公園から右手に川があってその反対側なんだけど道沿いではなくもう一本奥の道らしいよ、それと園田って二軒あって新しい家はお兄さんの家らしい隣に倉庫みたいなのがあって奥に離れがあるんだって、誠斗は離れにいるらしいよ’
リカ、聞いてくれたんだ
‘ありがとう’
‘いえいえ(笑)’
舞衣は新しい家を見つけた
新築っぽいな、お兄さんがいることも私知らなかった、いつも家に来てくれてたから
舞衣は隣の家に入っていく、園田と書いてある表札をみつけた
あっ倉庫……開いてる、これ聞いたことある巻き藁ってやつだ
家でも練習できるようにしてるんだ
離れを見つけた
あった、園田の表札ある
ピンポーン
出ない、いないのかな、もう一度押してみる
ドアが開く
「舞……衣、どうして」
「誠斗が連絡くれないから……」
舞衣は誠斗に抱きついた
「ごめんね、ワガママばっかりで」
誠斗は舞衣を離した
「何で……舞衣の事嫌いになった?」
涙が出てくる
「風邪……うつる」
誠斗は声が出なかった
「風邪ひいたの?」
誠斗は頷いた
「声でない?」
誠斗は頷いた
「ごめん、しんどいよね、誠斗が風邪治ってから出直す」
誠斗は舞衣においでおいでと手招きする
舞衣を家に入れてくれた
誠斗の部屋に通される
舞衣にここに座ってとベッドをポンポンとたたき、ノートとペンを持ってきた
「携帯は?」
‘壊れた’
「壊した?」
‘あの後友達のSNSみたら信也ってやつが写真あげてた、すぐ舞衣だとわかった、それから冷静にならなきゃと思って電源オフにして合宿終わって電源入れようとしたら入らない’
「心配したんだから~っヒック、ふぇっえ~ん、誠斗ごめんね」
舞衣は誠斗の胸に飛び込んでわんわん泣いた
誠斗は黙って優しく頭をなでてくれた
「ごめんね、別れるとかお父さんにいっちゃって、帰ってきて怒られた、反省してる」
ポンポンと頭を軽くたたいてくれた
‘声が出るようになったら話そう’
ノートを見せる
‘明日熱下がってたら携帯修理にいくから’
「舞衣も行きたい、部活終わったら来る」
誠斗はニコッと笑った
「熱あるなら横になって」
誠斗を寝さして布団をかけ、おでこに手を当てる
「まだ少しあるよ」
‘大丈夫、朝病院連れていってもらった’
玄関が開く
「誠ちゃん、どう?あら、あら誠ちゃんティッシュ渡してあげて」
舞衣は泣きはらして目もまだうるうるしてた
誠斗は舞にティッシュを渡す
‘彼女、舞衣’
ノートを見せる
‘義姉さん’
次は舞衣に見せる
‘誠斗の家、さくら公園から右手に川があってその反対側なんだけど道沿いではなくもう一本奥の道らしいよ、それと園田って二軒あって新しい家はお兄さんの家らしい隣に倉庫みたいなのがあって奥に離れがあるんだって、誠斗は離れにいるらしいよ’
リカ、聞いてくれたんだ
‘ありがとう’
‘いえいえ(笑)’
舞衣は新しい家を見つけた
新築っぽいな、お兄さんがいることも私知らなかった、いつも家に来てくれてたから
舞衣は隣の家に入っていく、園田と書いてある表札をみつけた
あっ倉庫……開いてる、これ聞いたことある巻き藁ってやつだ
家でも練習できるようにしてるんだ
離れを見つけた
あった、園田の表札ある
ピンポーン
出ない、いないのかな、もう一度押してみる
ドアが開く
「舞……衣、どうして」
「誠斗が連絡くれないから……」
舞衣は誠斗に抱きついた
「ごめんね、ワガママばっかりで」
誠斗は舞衣を離した
「何で……舞衣の事嫌いになった?」
涙が出てくる
「風邪……うつる」
誠斗は声が出なかった
「風邪ひいたの?」
誠斗は頷いた
「声でない?」
誠斗は頷いた
「ごめん、しんどいよね、誠斗が風邪治ってから出直す」
誠斗は舞衣においでおいでと手招きする
舞衣を家に入れてくれた
誠斗の部屋に通される
舞衣にここに座ってとベッドをポンポンとたたき、ノートとペンを持ってきた
「携帯は?」
‘壊れた’
「壊した?」
‘あの後友達のSNSみたら信也ってやつが写真あげてた、すぐ舞衣だとわかった、それから冷静にならなきゃと思って電源オフにして合宿終わって電源入れようとしたら入らない’
「心配したんだから~っヒック、ふぇっえ~ん、誠斗ごめんね」
舞衣は誠斗の胸に飛び込んでわんわん泣いた
誠斗は黙って優しく頭をなでてくれた
「ごめんね、別れるとかお父さんにいっちゃって、帰ってきて怒られた、反省してる」
ポンポンと頭を軽くたたいてくれた
‘声が出るようになったら話そう’
ノートを見せる
‘明日熱下がってたら携帯修理にいくから’
「舞衣も行きたい、部活終わったら来る」
誠斗はニコッと笑った
「熱あるなら横になって」
誠斗を寝さして布団をかけ、おでこに手を当てる
「まだ少しあるよ」
‘大丈夫、朝病院連れていってもらった’
玄関が開く
「誠ちゃん、どう?あら、あら誠ちゃんティッシュ渡してあげて」
舞衣は泣きはらして目もまだうるうるしてた
誠斗は舞にティッシュを渡す
‘彼女、舞衣’
ノートを見せる
‘義姉さん’
次は舞衣に見せる