「土曜日、誠斗くんに会うんだがな……」

「ほっときましょ、二人の問題よ」

「ほっとくのか……」

次の朝

「……んっ、朝?」

あー、昨日そういえば泊まったんだっけ
リカは目を開け、横を向いた、隣には保がスースーと寝息を立てていた、かわゆい(笑)リカはそっとベッドを出て服を着る
バッグを持って静かにドアを開けて外にでた
お腹空いたな~、コンビニどこにあるんだろう
リカは携帯でマップを見てコンビニへ向かう
あっ、舞衣からメール入ってる、昨日の夜か……
悪いことしたかな、結局黙って出たもんね、舞衣に心配させちゃった、今日舞衣は朝が部活だったような
コンビニにつく、パンとおにぎりと飲み物を買いマンションに戻る

「あっ、しまった、オートロックだ」

保に電話する

「うーん、誰だよ、眠い」

携帯をとる

「もしもし」

「保、入り口あけて」

「リカ?」

「うん、入れない」

「あー、ちょっと待って、部屋番号は覚えてる?」

「うん、下に書いてある」

「はい、開けた」

「ありがとう」

「あいつ、いつの間に……」

ドアがあく

「ごめんね、起こしちゃって、お腹空いたからコンビニで適当に買ってきたよ」

「サンキュー、助かる、メシそういえば昨日食べてなかったな」

「うん」

「リカを抱くことに夢中だった(笑)」

「やだっ(笑)舞衣から昨日大丈夫?帰った?ってメール入ってた」

「あー、哲也も着信あるわ、あの時の電話が哲也か……」

「あの時って?」

「お前の中に入った時」

「あー」

リカは飲み物渡す

「おにぎりとパンどっちがいいかわからなくて両方買ってきたけど」

「おにぎりがいい」

「何が好きかわからなくて、食べれる?」

「うん」

二人で朝食を食べる
保は携帯を見て信也のSNSを見ていた

「リカ、来て」

「ん?」

「信也の写真」

「あー、昨日の?保もやってるの?」

「一応アカウントは作ってるけどほとんど見るほう専門だな、あっお前のはこれ?」

「うん、友達にしか公開してないから」

「信也の入れていいよ、ラグビーの写真はあいつよく撮るから」

「わかった、信也くんのを見れば保も映ってるのね(笑)」

「そうそう」

「舞衣に何て言おう……」

「別に付き合うようになったでよくないのか?」

「いいの?言っても」

「いいよ、本当の事だし」

「あたし、その日になんて軽い女と思われない?」

「昨日の事は三人しか知らないんだから他の人は別にわかんないだろ、エッチして付き合うようになりました、なんてさ」

「そういう意味じゃない、会ってその日に付き合うのほう」

リカは赤くなる

「あーそういうことな、一緒だよ、俺から告ってオッケーしたでいいだろ?付き合おっていったのは事実だし」

「うん、わかった、あの、ありがとうね、私なんかと」

「なんかって言わない、リカは俺の彼女、キレイだよ、こっち来いよ」

「うん」

二人はキスをする

「やりたいけど部活の支度しなきゃな(笑)」

「私も一度帰らなきゃ」

「何時の電車で行く?」

「学校に12時に着く電車でいつもいってる」

「俺も、じゃあ一両目に乗るよ」

「うん、じゃあ私帰るね」

「ああ、後でな」

チュッ、二人はわかれた